-昨年、異例のヒットを記録した映画「桐島、部活やめるってよ」や、話題のドラマ「GTO」に出演し注目を集めている「劇団EXILE」所属の若手俳優・鈴木伸之。彼が初主演を果たした映画「アラグレ」が現在公開中だ。東京・六本木で生きる元・不良少年たちの姿をリアルに描いた次世代ヤンキーアクションとなった本作。一本気で腕っぷしの強い主人公・星哉を演じた鈴木伸之に話を聞いた。
Q:「アラグレ」で映画初主演となりますが心境は?
「オファーをいただいた時はビックリしました。めちゃくちゃ嬉しかったですし、同時に“一生懸命やんないと!”とも思いました。」
Q:本作の主人公は、現代の東京を生きる不良ですが演じられていかがでしたか?
「今回は髪を金に染めて、日焼けサロンで肌を焼くというところからスタートしました。シナリオもかなり読み込んだ状態で撮影に挑んだんですが、“何でも全力”という星哉のキャラクターは大事にしました。星哉ってすごく極端で、“1か100”みたいな男なんです。役について考えているときにふと、“腕っぷしの強い星哉の拳がキレイだったら変だよなぁ…”と思って、壁で拳を傷つけてみたりして(笑)。後で事務所の人に叱られたんですけど(笑)、星哉ってそういう後先を考えないキャラクターなのかなと思って、現場では常に全力でお芝居をしました。」
Q:アクションや登場人物のキャラクターを含めて、不良たちの姿がとてもリアルに描かれていました
「アクションに関しては、監督が“本当に殴っているようなアクション”にこだわっていたので、自分もそのこだわりに添えるように頑張りました。ただ、今回の映画はアクションだけではなくて、星哉と、他のキャラクターたちの人間模様も丁寧に描かれているので、群像劇としても見応えがあると思います。」
Q:初主演作を経て、これからの目標は?
「これまでの作品で共演させていただいた方と、またご一緒したいですね。前に共演したときよりもお互いに成長できた姿で再会できたら、とても素敵だと思うんです。特に『桐島、部活やめるってよ』や、『アラグレ』でお世話になった皆さんには優しくしていただいたので、また違った姿でお会いしたいなと思います。“初主演”というのは最初で最後なので、これからいい意味で、「アラグレ」での役柄を超えていきたいと思います!」
【取材・文=関西ウォーカー編集部・鈴木大志】