“コスプレイヤー”の祭典として世界各地からコスプレのスペシャリストが集まる「世界コスプレサミット」。今年は、その日本代表選考会予選が、動画サービス「niconico」の超巨大イベント「ニコニコ超会議2」(※4月27、28日・幕張メッセ)で開催される。それに伴い、「世界コスプレサミット」の最高顧問が“選考を通るコツ”を教えてくれた。
1月28日に「niconico」で放送された番組「超会議2特番 世界コスプレサミット優勝者が教えるコスプレの楽しみ方編」には、世界コスプレサミット・最高顧問のJacky道齋さん(同イベントのブランディングやルール作りを行ってきた人)や、昨年優勝者の霜月紫さん、海都さんらが出演し、“コスプレの楽しみ方”などについてトーク。全国から精鋭が集まる世界コスプレサミットの“予選に通るコツ”についても披露した。
まず、「コスプレサミットに参加する際の衣装はどんなものが良いのか」という質問に、Jacky道齋さんは、「原作者などが見ても、心があったかくなるような、原作へのリスペクトが表れている衣装は良いと思います」とコメント。霜月紫さんの着ていた衣装の模様は、なんと海都さんが手書き(!)したものになっているということで、やはり、細部までこだわりが感じられるものが良いようだ。
また、「選考を通るコツは?」という問いには、「書類選考では、コスプレに対する愛情が記載されているかを見ますね。ステージでのパフォーマンスに関しても、こだわりは大切です」と、Jacky道齋さん。「シーンの再現だけではなく、その作品にどのような考えを持っているのかを表現した“熱い”メッセージ性のあるものが評価が高いですね」と教えてくれた。ちなみに、近年のコス事情については、「日本では、コスプレ=アダルトのイメージが強くあったことも影響してか、“(動きのある)動画”的なコスプレではなく“静止画”で流行っていきましたが、最近ではようやく、パフォーマンスとして盛り上がってきていますね」ともコメント。見せ方にトレンドを取り入れることもキーポイントになりそうだ。
なお、「世界コスプレサミット」は、日本の漫画・アニメを通じて新たな形の国際交流を図ることを目的としたイベント。第1回目は、2003年に海外3ヶ国から5人のコスプレイヤーを日本に招待して開催。第10回目を迎えた昨年は、過去最高となる20ヶ国から、各国の代表選考会を勝ち抜いたコスプレイヤーが集結し、優勝者は「薄桜鬼 新撰組奇譚」のコスプレでパフォーマンスした日本代表コンビ・霜月紫さんと海都さんだった。
海外メディアも取り上げるなど、年々注目度が高まる「世界コスプレサミット」。今年はどんなパフォーマンスが見られるのか、予選段階から目が離せないイベントとなっている。【東京ウォーカー】