沖縄県立博物館・美術館では、2月8日(金)より、「沖縄タイムス創刊65周年記念・琉球銀行創立65周年記念『マリー・アントワネット物語展』」を開催する。期間は4月14日(日)まで。
同展は、名古屋、横浜、松山での開催に次いで、全国4カ所目の開催となる。オーストリア・ウィーンのハプスブルク家皇女として生まれ、18世紀にフランス王妃として名を馳せた、、マリー・アントワネットにスポットを当て、優雅な宮廷生活を送りながらも、妻として母として悩み、最期は1人の女性として毅然と散った彼女の一生を貴重な作品でたどっていく。
会場は、「プロローグ」にはじまり、「1章 ヴェルサイユの華~フランスが恋した王妃~」「第2章-1 彼女の愛した美~マリー・アントワネット様式~」「第2章-2 彼女の愛した美~ファッション~」「第3章 はかなく散った永遠の王妃」の5部構成。
「プロローグ」は、生家からフランス・ブルボン王朝に嫁いだ彼女の波瀾に満ちたフランスでの生活からスタート。マリー・アントワネット本人が描かれた絵画をはじめ、ヴェルサイユ宮殿礼拝堂で行われた結婚式の様子を描いた作品などが並ぶ。
「1章 ヴェルサイユの華~フランスが恋した王妃~」では、栄光と苦悩の時代を経て、1人の母親として成長をしていく彼女を追う。出産シーンや子どもたちとたたずむ彼女の姿を鑑賞できる。
第2章では、彼女が愛した装飾品や彼女自身のライフスタイルをフィーチャー。香水入れや時計、扇、小物入れをはじめ、ファッション・リーダーとして貴族の羨望の的となった華やかなドレスを復元して紹介する。
「第3章 はかなく散った永遠の王妃」では、世論を無視した華やか過ぎる生活ゆえに悪評を招きながらも、毅然と生きた晩年のマリー・アントワネットの姿がうかがえる作品を展示する。
また、関連イベントとして、マリー・アントワネットが愛したバラと小花のドライフラワーボールを作るワークショップ、宮廷舞踊「オールドタイムダンス」のライブステージ、沖縄県立芸術大学教授・浅野春男氏による特別講演、県内で話題のスイーツやアンティーク雑貨を集めた1日限りの「オープンカフェ&蚤の市」なども開催される。
世界中の女性たちに今なお愛され続けているマリー・アントワネットの生涯を体感できる、彼女らしいまさにゴージャスな一大展覧会となっている。【東京ウォーカー】
「沖縄タイムス創刊65周年記念・琉球銀行創立65周年記念『マリー・アントワネット物語展』」
2013年2月8日(金)~4月14日(日) 9:00~18:00(入館は~17:30) 沖縄県立博物館・美術館で開催
休館日:毎週月曜 ※2月11日は開館。翌12日休館。4月1日は臨時開館
観覧料(カッコ内は前売券・団体料金):一般1200円(960円)、高大生800円(640円)、小中生400円(320円)、池田理代子特典付きチケット1600円(当日券のみ)※団体は20人以上。池田理代子特典付きチケットは、描き下ろし原画グリーティングカード(非売品)と本展の観覧券がセットになった特別チケット