国民的アイドルグループ“AKB48”の2012年の活動を追ったドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』が現在公開中だ。AKB48のセンターとしてグループを引っ張ってきた前田敦子が卒業し、新たな時代を迎えた同グループの激動の1年に密着した本作。劇中で1期生・板野友美の卒業も発表されるというサプライズも飛び出し話題を集めている今回の映画のヒットを記念して、「大ヒットスタート御礼!3都市同時舞台あいさつ」が、TOHOシネマズなんばで実施された。
舞台挨拶には、AKB48の加藤玲奈と藤江れいな、NMB48からは小笠原茉由、小谷里歩、上西恵、吉田朱里が登壇した。ファンからの歓声が上がる中、昨年を振り返った藤江は「AKB48として前田敦子ちゃんの卒業が一番大きな出来事でした。それとチーム組閣が行われて、新しい活動も始まったので、これまでとはまた違うAKB48をこれからも皆さんに見ていただきたいですね」とコメント。
板野友美の卒業が発表がされた公開初日舞台挨拶にも登壇していた加藤は、その日の楽屋の様子を聞かれ「メンバーの皆もあの日突然、卒業を聞かされたので何が何だかわからなくて…。板野さんは私自身の憧れでもあったので、卒業はとても悲しいことでした。楽屋では、板野さんを含めて皆が泣いてましたね」と舞台裏のメンバーの様子を明かした。
夢の東京ドーム公演、エースの卒業、チーム組閣、メンバー間で生まれる格差など、2012年を駆け抜けた人気グループの内側を生々しく描いた本作。テレビや舞台では見られない、リアルな彼女たちの姿に思わず感動する、ファンならずとも必見のドキュメンタリー映画だ。
【取材・文=関西ウォーカー編集部・鈴木大志】