「いつやるか? 今でしょ!」のセリフで、一躍時の人となった、東進ハイスクールの“カリスマ講師”林修先生。このたび、そんな林先生の着ボイスが誕生、3月8日(金)より、dwango.jpで独占配信される。
林先生は、銀行マンから予備校の講師に転身、現代文を中心に担当し、今では年間の半分以上をホテルで暮らしながら各地で授業をするという人気ぶりだ。その評判が波及し、トヨタ自動車のCM、また、今年2月15日には人気バラエティー「中居正広の金曜日のスマたちへ」(TBS系)でも特集として取り上げられるなど、その人気は受験生の枠にとどまらない。
予備校生以外の人気を集めたのは、所属する東進ハイスクールのCM。そこで流れた「いつやるか? 今でしょ!」のセリフのインパクトで、予備校生以外の人も背中を押される人が多かったはず。
そのセリフがこのたび、iPhone、Androidスマートフォン、携帯電話向けに着ボイスとして配信されることが決定。先日、その収録が行われた。
収録スタジオに現れた林先生は、「最新の機器がそろっているので、小学生が社会科見学をするような感覚でワクワクする」と、最初から気分はノリノリ。着ボイスを録音し終えるたび、林先生は「今ので大丈夫ですか?」と、スタッフに気遣いながらの収録となったが、マイク慣れしているのか、スタッフも予想していた以上にスムーズに進んだそう。
「1回しかない人生だから、何にでもチャレンジしたい。予備校講師で着ボイスを録ったのは、たぶん初めてなのがちょっとうれしいですね。『今でしょ!』の一言がなかったら出会えなかった人や見ることができなかったものがたくさんある」と、多忙な中でこなすさまざまな仕事も貴重な体験として楽しんでいる様子だ。
dwango.jpでは、今回、着ボイスに加え、アラームボイスやRBT(リングバックトーン。電話をかけてきた相手に聴かせるコール音)、デコメ、着せ替えなどのコンテンツを配信。「今でしょ!」の怒りバージョン、泣きバージョンのほか、言葉を変えて「生(ビール)でしょ!」にしたものなど、10種類以上のボイスが用意されている。同社の担当ディレクターによると、「今後、スペシャル企画として、ハードなトランス系のビートをバックに『今でしょ!』のボイスを乗せたスペシャルRemixや、流行の歌にセリフを乗せたもの、映像バージョンなどさまざまなコンテンツを追加していきます」とのこと。
お笑い芸人でも“ひと言セリフ”が流行しづらい昨今。流行になっているのは、昨今の社会情勢の中で元気や勇気を与えてくれるようなセリフだったということも背景にあるのだろう。電話の着信やメールの受信の際の「今でしょ!」の着ボイスで、密かにやる気を起こすサラリーマンが増えるかも?【東京ウォーカー】