3/13(水)、
海遊館
で開館以来最大のリニューアルになる「新・体感エリア」がオープンする。オープン前日に行われた内覧会で、ひと足お先にお披露目された話題の新エリアのもようを関西ウォーカー編集部がレポート!
「新・体感エリア」は“みる、きく、におう、さわる”ことを最大の特徴とし、「北極圏」「フォークランド諸島」「モルディブ諸島」の3つの地域を再現。「ふあふあクラゲ館」を越え、海中の様子を表現した新ブリッジを通って最初に広がる場所が「北極圏ゾーン」だ。頭上を見上げると、まるまるとした体型と大きな瞳が愛くるしいワモンアザラシが海中で出会ったかのように顔を覗かせてくれる。くるくると泳ぎながら、時に下から見上げる人間たちを覗き込むようなしぐさを見せるワモンアザラシの姿に訪れた参加者たちの目は釘づけに。このフロアの上に上がると、先ほどまで見上げていたワモンアザラシを、今度は水面の上から見ることができる。水面から顔を出したり、氷上でのんびりする姿が見られることも。この展示では見る人とワモンアザラシがアクリルパネルで完全に仕切られておらず、氷をかく音やにおい、ワモンアザラシが暮らす環境と同じ寒さを体感できることが特徴。他に北極圏ゾーンではショートホーンスカルピンやランプフィッシュなど、不思議な特徴を持つ魚や変わった姿の無脊椎動物などが7つの水槽で見られるのでこちらも必見だ。
続いて足を踏み入れたのは、イワトビペンギンのリアルな暮らしを再現した「フォークランド諸島ゾーン」。アクリルパネルの仕切りは大人の腰ほどまでで、手が届きそうな距離でペンギンがよちよち歩いたり岩の間を身軽にジャンプしたりする姿を観察することができる。ここでも生き物が生活する独特のにおい、にぎやかな鳴き声などを至近距離で感じてみよう。
「フォークランド諸島ゾーン」に隣接するのは「モルディブ諸島ゾーン」。このゾーンでは国内最大級の室内型のふれあい体験水槽で、なんとサメやエイに実際に触れることができる。すいすいと水中を泳ぐサメやエイが目の前に来るのを待って、やさしくその背中に触れると、それぞれの生き物が持つ独特の感触に思わずどっきり。サンゴイヌザメのざらざら感、ウシバナトビエイのぬめっとした感触など、ぜひ実際にタッチして体感してみてほしい。
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海遊館
で、イキイキと暮らす生き物の世界を間近で体感しよう!
【取材・写真=関西ウォーカー 座親万梨枝】