京都の街で絶賛公演中(現在は改訂期間中のため休演しています)のノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』の連載コラム第31回目(隔週木曜日更新)。今回は、『ギア-GEAR-』制作スタッフの座談会をお届けします。「みなさまこんにちは、『ギア-GEAR-』制作スタッフのゆうじです。4月になりましたね。
先日4月1日をもって、ギアは京都ロングラン公演1周年を迎え、ついにロングラン2年目に突入しました!これからもギアはまだまだ回り続けますので、引き続き応援よろしくお願いします!さて今回は、お客様のご案内などで公演を支える制作スタッフの皆さまに、座談会という形でお話を伺いました。」
ゆうじ:というわけで、今回はGEAR’S VOICE初の複数人での座談会という形をとってみたんですが、どんなこと話しましょうかね。
堀:皆さんがギアに関わるようになったきっかけとか聞いてみたいですけどね。私の場合は、元々ギアのことを知っていたわけではなくて、たまたま紹介されて始めたような感じです。私は役者もやっているので、このようなお仕事ができるのはとてもいい経験になります。
饗庭:イメージイラストを描いて下さっている山田章博先生の大ファンでもあるらしいですね。
堀:そうなんですよ。劇場ビルの外壁に山田先生のイラストの大きな垂れ幕がかかっているので、それだけは前から知っていました(笑)。植田さんのきっかけは?
植田:私は、コンドルズさんの公演を観に行った時にギアのチラシをたまたま発見したのが最初のきっかけです。今まで演劇を見たこともほとんど無かったんですけどね。
三木:なぜ色んなチラシがある中でギアが目に止まったんですか?
植田:コンドルズの小林顕作さんが演出で参戦されていると書かれていたからですかね。ちょうどオフロスキー(NHK番組の人気キャラクター、小林顕作さんが演じる)が好きだったので。
瀧川:植田さんは、これまではお客さんとしてよくギアを観に来てくれていましたよね。
植田:はい。受験生だったので、予備校とギアの往復のような日々を過ごしていました。受験が終わって、一区切りついたのでスタッフに応募させていただきました。受験に落ちていたらもう二度と来られないな、と思っていたのでホッとしています(笑)。
堀:本当ですね(笑)。無事に志望の大学に合格されたとのこと、おめでとうございます。
植田:ありがとうございます。饗庭さんは?
饗庭:私は、元々は舞台裏スタッフとして関わりたかったんですが、舞台裏の仕事はかなり力仕事が多いようで、ちょっと難しいかな、ということで、制作として関わることになりました。こういった舞台のお仕事に関われるなら、どんなことでもやってみたかったので。
ゆうじ:やってみて、いかがですか?
饗庭:これまで接客のお仕事はあまりやったことがなかったので、毎回新しい発見ばかりですごく充実しています。瀧川さんはどんなきっかけでギアに関わるようになったんですか?
瀧川:私の場合は、出演者の和田ちさとさんがきっかけなんです。通っていたジャズダンスのスクールで講師をしておられて「これは絶対観に行かないと!」と思って、観に行ったんです。受付が始まる1時間半前くらいから並んで、ばっちり最前列の席で鑑賞しました。マジックで頭からコインを出されたり、ブレイクダンサーの方に握手をしてもらったり、本当に素晴らしい体験でした。そして、このようにしっかり確立している舞台の製作現場を学んでみたいと思い、スタッフに応募したんです。三木さんは?
三木:私は、大学では演劇理論を専攻しているのですが、ノンバーバル(=非言語)の舞台を観たことがなかったので、興味を持って観に来たんです。正直これまで小劇場の演劇で面白いと思えるものに出会ったことがほとんど無かったのですが、ギアはとても面白くて、「これはすごいな」と感じ、ここで働いてみたいと思ったんです。
【GEAR'S VOICE Vol.28 PART2】へ続く。
【ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』とは?】
ブロードウェイの『ブルーマン』や韓国の『ナンタ』などで注目を集めた「ノンバーバルパフォーマンス」とは、言葉を全く使わない新しいタイプの舞台公演。『ギア-GEAR-』は、マイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングの超絶パフォーマンスとプロジェクションマッピングなどのテクノロジーが融合した、日本発・日本初の非言語エンターテイメント。舞台は古びたおもちゃ工場。かつてその商品だった人形「ドール」が、作業を続ける人間型ロボット「ロボロイド」とふれ合い、感情を獲得し、人間に近づいていく感動の物語。
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