4月から新生活を始めた人も多いと思うが、今回は、「一人暮らしの部屋探しで重視する部屋の条件」のランキングが発表された。そのなかで、1番重視されている条件は「家賃の額」であることが判明。日本全体で経済的な不況が続いたせいか、「より安い家賃」を望む声が増加している。
今回、全国宅地建物取引業協会連合会、全国宅地建物取引業保証協会は、不動産取引に関連する知識の啓発事業のための資料収集の一環として、全国の男女1万4234人に対し、アンケート調査を実施。
「一人暮らしの部屋探しで重視する部屋の条件」については、「家賃の額」(29.4%)、「通勤通学の時間」(18.7%)、「部屋の間取り広さ」(11.2%)の順で重視されていることがわかった。
また、「一人暮らしをする場合の希望家賃額は?」という質問では、「4~5万円」(25.0%)が1位、「5~6万円」(18.2%)が2位に。1万円台、2万円台、3万円台と、「4万円以下」の金額帯を希望している人は昨年比で倍増しており、より安い家賃を望む傾向も見てとれた。
「一人暮らしで重視する部屋の設備」については、「エアコン付」(15.6%)、「トイレとバス(風呂)の分離」(14.1%)、「収納スペースが広い」(11.0%)という結果で、男女別に見ると、男性の1位は「エアコン付」、女性の1位は「トイレとバス(風呂)の分離」という結果になった。一人暮らし物件となると、現実的にはユニットバス形式が多いそうだが、特にバスタイムを重要視している女性にとって、“トイレ・バス別”は憧れの設備であることは間違いない。
室内に洗濯機置き場はあるか、駐車場はあるかなど、他にも様々なものが思い浮かぶ部屋探しの条件だが、あなたは一人暮らしをする際、どの部分にこだわるだろうか?【東京ウォーカー】