築85年の小学校校舎内に映画館が出現!? 元・立誠小学校の校舎内に特設シアターがオープン!!

関西ウォーカー

1928年に木屋町通りの中心に建設された立誠小学校。1993年の閉校以後は、名称を“元・立誠小学校”として地元自治会の行事や、演劇、音楽などのイベント会場として多くの人に利用されている。そんな築85年の校舎内に、映画の上映を目的とした特設シアターが4/27(土)にオープンする。昭和初期のたたずまいをいまに伝える元・立誠小学校。小学校建設前には京都電燈(現・関西電力)があり、なんとその場所で日本初の映画(リュミエール兄弟のシネマトグラフ)の試写実験が成功し、同地は“日本映画原点の地”としても知られている。

そんな由緒ある場所に誕生した特設シアターの上映企画第1弾として、立誠小学校出身の谷口正晃監督の作品を集めた「谷口正晃特集」を実施。さらに、京都を拠点に活動するシマフィルム株式会社が製作した最新作「太秦ヤコペッティ」を、全国公開を前に先行ロードショーする。また特設シアターでの映画上映と並行して、映画人発掘育成プロジェクト「シネマカレッジ京都2013」もスタート。俳優や脚本家、さらに配給・宣伝にいたるまで、様々な形で映画に関わるに新たな才能の育成を図っていく予定だ。

シネコンやミニシアターとは一味違う映画体験を提供してくれそうなこちらの特設シアター。GWにぜひお出かけしてみて!

【文=関西ウォーカー編集部】

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