【GEAR'S VOICE Vol.34 PART2】ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」ブレイクダンスパート・NARUMIさんインタビュー@『Very Berry Cafe 二条店』

関西ウォーカー

【GEAR'S VOICE Vol.34 PART1】の続き。

ゆうじ:そして2010年からはギアに初期メンバーとして参加されていますね。

NARUMI:はい。でも元々は、お芝居をしたいというより、舞台でダンスを魅せるというのをしたかっただけなんです。だから最初はギアの趣旨をよく分かっていなくて、正直何のこっちゃって感じでした(笑)。

ゆうじ:それまでは演劇経験は全くのゼロだったわけですもんね。

NARUMI:そうですね。「喜怒哀楽を表現する」という稽古の時に、日常生活くらいの喜怒哀楽の表現の仕方をしたら「やる気がないんだったらやめろ!」ってすごく怒られたのを今でも覚えています(笑)。でも、それはやる気がなかったわけでも、恥ずかしかったわけでもなくて、本当に演技というものが分からなかったんです。

ゆうじ:それから経験を積み重ねてきて、変化はありましたか?

NARUMI:少しずつできるようになってきているとは思います。演技をすることの楽しさも分かってきました。あとは、「気持ちが分かっていないと身につかない」というのは最近特に思うところです。ここで右を向いて、この後うなずく、とか、動作は暗記だから覚えられます。でも、「なぜ右を向くのか、なぜそのタイミングでうなずくのか」を理解していないと、ちゃんと体には入らないし、お客様にもストーリーが伝わりづらくなります。今は特にその部分を心がけるようにしています。

ゆうじ:ダンス部分に関してはいかがですか?やはり他のバトルなどでのダンスとはまた違った心持ちなのでしょうか?

NARUMI:全然違いますね。外に向けてエネルギーを放出するという意味では一緒だけれど、そのエネルギーの種類がかなり違います。ギアでのダンスは、バトルのような威嚇としてのエネルギーの放出ではなく、かと言って、媚びるでもない。ぐっとお客様を惹き込む力が必要なんです。それがまだまだできていないので、日々試行錯誤しています。

ゆうじ:初期メンバーとして参加してから、今なお出演し続けているモチベーションとなるものは何なのでしょうか?

NARUMI:自分には演技は向いていないんじゃないかって、何度も辞めようと思ったことはあります。でも、最初から頑張ってきたんだから、やっぱり成功するまで辞めたくないんですよね。あとは、(プロデューサーの)小原さんにいい思いをしてもらいたいんです。すごく努力されているのをずっと見てきているので、自分がギアを成功させるための助けになれるのなら、今後も全力で続けていきたいと思っています。

ゆうじ:今日はありがとうございました。今後の活躍にも期待しています。

【ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』とは?】

ブロードウェイの『ブルーマン』や韓国の『ナンタ』などで注目を集めた「ノンバーバルパフォーマンス」とは、言葉を全く使わない新しいタイプの舞台公演。『ギア-GEAR-』は、マイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングの超絶パフォーマンスとプロジェクションマッピングなどのテクノロジーが融合した、日本発・日本初の非言語エンターテイメント。舞台は古びたおもちゃ工場。かつてその商品だった人形「ドール」が、作業を続ける人間型ロボット「ロボロイド」とふれ合い、感情を獲得し、人間に近づいていく感動の物語。進化をし続ける本作品は、新バージョンとなるVer.3.00が絶賛公演中!大人から子どもまで、日本語がわからない外国の方でも楽しめる70分100席限定の衝撃体験を、ぜひ劇場で!

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