明太子の元祖「ふくや」が、工場見学のみを行っていた「ふくやフーズファクトリー」を全面改装、「ハクハク」として4月23日にリニューアルオープンした。さらに、博多の魅力のPRをテーマに、博多の文化を紹介するミュージアムを新設。明太子だけでなく、博多の祭り、工芸、食について学ぶことができる新たな観光名所として注目を集めている。
ハクハクは5つのゾーンに分かれており、ミュージアムゾーンでは博多祇園山笠、筥崎宮放生会大祭、博多どんたく港まつりなどに代表される祭りを紹介している。なかでも、日本初の祇園山笠の3D映像は迫力満点なので必見だ。他にも、博多織や博多人形などの工芸品、水炊き、博多ラーメン、もつ鍋といったおなじみの博多グルメから、うどん、そば、饅頭、羊羹といった意外な博多グルメをゲームを通じて学ぶことができる。
工場見学ゾーンは、ガラス越しに明太子の漬込みから梱包まで、製造ラインの流れを見学できる。タッチパネルなどでも製造工程が学べる他、工場で働くスタッフの制服なども展示、職人と軽量スピードを競う計量体験ゲームや香辛料の匂い比べ体験もあり、今まで知らなかった明太子の一面が発見できそうだ。
世界で一つのmy明太子作りができるのは体験工房。そこでは3本(約100g)のたらこに唐辛子、調味料液を加えて自分好みの辛さで明太子を作ることができる。作った明太子は持ち帰ることができ、自宅で2日間熟成させたら完成だ。所要時間は30分、my明太子作りには別途参加費1500円が必要で、3日前までに予約が必要なので注意しよう。
おみやげショップでは、限定の高級明太子(120g・1890円)や、お得な工場直売のばらこ(300g・1050円)を販売している他、14種の明太子が試食できるのも大きな魅力だ。ショップ横にあるカフェでは、ふわっと焼いた熱々の餅の中に明太子とマヨネーズを入れた、ハクハク限定「明太子焼きもち」(150円)や、ふくやの高級明太子「辛帝-ホットエンペラー」とバターを使用した明太子フランス(150円)といったオリジナル明太子グルメが味わえるなど、最後まで明太子尽くしで楽しめる。
大人は入場料300円、小学生以下は無料で遊べるハクハクで、帰る頃には明太子博士になっているかも!?【詳細は5月20日(月)発売号の福岡ウォーカーに掲載】