EXILEのATSUSHIプロデュースによるCOLOR時代を経て2009年よりセルフプロデュースによる活動をスタートさせたDEEPが、約3年半の軌跡をたどるシングル集(+カバー3曲)のベストアルバム『DEEP BEST』をリリース。ソウルフルかつハートフルな彼らの歌声が独自のものであることを改めて実感できる1枚となっている。現在、ライブハウスツアー中の彼らに作品のこと、ライブのこと、そして今後について話を聞いた。
Q:EXILEのATSUSHI氏プロデュースによるCOLORでの活動を経て、2009年からセルフプロデュースによるDEEPとして再スタートしたのですが、そのいきさつというのは?
TAKA:より深く音楽を追究していきたいという思いからです。 楽曲の作り方だったり、ライブの構成だったり全部自分達でやっていくという意味でコンセプトもグループ名も僕たちの姿勢というか。失敗したら自分達に返ってくるんですけど、自分達発信で物事を進めていくっていうの がCOLORからDEEPに変わった一番の違いですね。それによって今までやってこなかったことに挑戦することもそうですし、曲にしてもコーラスグループであり、ボーカルグループではある4人なんですけど、あえてコーラスをやらない曲があったり。いろんな音楽のジャンルに挑戦していくことでDEEPというジャンルを作りたいっていう。より音楽に対して向き合うようになったというか、深くいろんなことを追求していけるようになったのが僕たち4人かなと。
RYO:それにファンのみなさんともっと深い絆で結ばれていきたいという思いもありましたね。
Q:今回ベストアルバムのリリースにいたったのは?
YUICHIRO: 昨年12月に10枚目のシングルを出したのを機にDEEPのことをもっとみなさんに知っていただきたいという思いがあってベストアルバムを出そうと。
Q:リリース順に並べられているのでDEEPの軌跡がたどれる作品になりましたね。
RYO:僕らの歴史をもう一度たどっていただきたいという思いで今回はシンプルに、「これが僕らだ!」という1枚にしたかったんです。
Q:自分達をプロデュースするという意味ではシングル曲を決めるのは毎回大変な作業だったのでは?
TAKA:そうですね。1枚のシングルをリリースするのに、ものすごい数の曲を集めて試してみてという作業をたくさんやってきたので、そこから厳選された選抜メンバーみたいな感じですね。
Q:自分達でも改めて振り返られたと思うんですが。
KEISEI:あっという間でしたね。
YUICHIRO:1stシングルの「Endless road」はなんか聴くと、声が若いなとかね。
KEISEI:それはある。
YUICHIRO:声もやっぱりちょっとずつ変わってきてますね。成長してるというか。
KEISEI:そういう意味では説得力が出てきたんじゃないですかね。
Q:曲に向かう4人の姿勢がそうさせているんでしょうね。
TAKA:そうなのかもしれないですね。いろいろ挑戦しましたからね。常にチャレンジャーみたいな感じで。慢心することなくっていうか。あんまり満足したライブも…あんまり満足しないんですよ。もっとああしとけば良かったなぁ、もっとああ出来たなぁって思うタイプの4人なんで。
KEISEI:ライブのステージの入り口があるじゃないですか、そこを出た瞬間から反省会が始まってますからね。
TAKA:まぁ、みんなもそうだと思うんだですけどね。そういうことを繰り返すと振り返ったときに少しずつ成長してるんじゃないかなって思いますけどね。それが作品にも出てるのかもしれない。
Q:今回のベストアルバムが1つの節目という思いも強いですか。
TAKA:テーマがあるんですよ。
RYO:今年は『DEEPBEST LIVE YEAR』ということで、1年を通してライブをバンバンやっていこうと。節目でもあるんですけど、今年を通してまた新たなスタートが切れればという思いもあります。このDEEPベストで勢いを付けたいと。
Q:今はライブハウスツアーが行われていて、追加公演も決まっている状態ですが、ライブはどんな感じですか。
YUICHIRO:かなり良い感じで出来てるんじゃないですかね。たくさんの新たな出会いがいっぱい生まれて、良い感じでやらせていただいてます。
KEISEI:お客さん参加型です。アンケートを取ったりとか。ファンのみなさんの声も聴いて、またさらにライブが良くなっていってる。ファンのみなさんへの感謝のツアーですね。成長させてもらってるっていうか。ライブハウスの良さっていうのはホールとは違って作り込むというよりは会話しながらライブをしていくスタンスですよね。すごく近いぶん、丸見えじゃないですか。僕らもお客さんが丸見えだし。そのありのままの感じが良いんじゃないかと。
Q:大阪は6月21日にZepp Nambaですね。
KEISEI:そこからまたアクションを起こせたらという感じですけどね。新曲もどんどん作って。新曲はライブでガンガンお届けしていこうと思いますね。あと結ばれます、好きな人と一緒に来ると。
Q:本当ですか!?
KEISEI:99.9%の確率で。これはジンクスというよりは物理的というか、理論的ですよね。「釣り橋理論」ってあるじゃないですか。それと一緒で、僕らはラブソングが多いので人肌恋しくなってくるっていうか、そこで例えば隣を見たときに感じるんでしょうね。手を繋いでるのが見えますし。
TAKA:ほんとに結ばれたっていう声も聞きますし。
KEISEI:結婚したとかね。
YUICHIRO:リアルにあるんですよ、ほんとに。
KEISEI:デートスポットで今結構有名ですよ、DEEPのライブは。だから日本中を愛であふれさせたいですよね。もう少子化ストップ!
YUICHIRO:家族で来ている人も多いですよ。絆が深まったとか。
RYO: ハートウォーミングな グループです。
Q:なるほど。ところで次への構想はツアーが終わってからですかね。
RYO:ライブをやりながらですね。レコーディングは常に行ってる状態ですね。あとは日本武道館を越える規模のステージを今年中にやりたいと思ってますので応援していただきたいですね。
TAKA:それにもうすぐ夏なので、それらしい曲もやってみたいなと思ってます。
YUICHIRO:夏フェスとかにもどんどん出ていきたいですね。
KEISEI:Zepp Nambaで何か告知が出来るんじゃないかなっていう感じです。Zepp Nambaに集合、何かが起きる!!!
【取材・文=村田圭子】