今年の4月から校舎内に“映画館”が誕生し、連日個性的なプログラムで関西の映画ファンを楽しませてくれている元・立誠小学校 特設シアター。同劇場で6/22(土)~7/3(水)まで、映画史に残る喜劇王、チャーリー・チャップリンの初期の傑作短編サイレント映画を集めた「チャップリン・ザ・ルーツ in 立誠」が開催される。
日本チャップリン協会の会長・大野裕之がセレクトした映画を中心に、チャップリン初期の作品群がデジタルリマスターで甦る今回の特集上映。チャップリンのデビュー作となる「成功争い」や、96年ぶりにフィルムが発見された「泥棒を捕まえる人」などデビューからキャリア最初期の貴重な短編映画32作品を一挙上映する。
特集上映の初日となる6/22(土)には、音楽家の古後公隆(チェロ)と、モデル、女優、ピアニストとしても活躍する川嶋杏奈(ピアノ)による生演奏が行われる。さらに大野裕之と、チャップリンの演技に影響を受けたという“斬られ役5万回!”のリビングレジェンド・福本清三によるトークショーも実施される。
また、特集上映の期間中は同劇場で、世界初のSF映画として知られるジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」のカラー復元版と、同作と監督の魅力に迫ったドキュメンタリー映画「メリエスの素晴らしき映画魔術」の二本立ても特別上映される。
日本で始めて映画が映された場所としても知られる同劇場で、映画史に残るクラシック作品をぜひ体感してみて!
【文=関西ウォーカー編集部】