旅行者が選ぶ「行ってよかった日本の城」トップ20!

東京ウォーカー(全国版)

世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」。そんな同サイトで、過去1年間に投稿された日本人旅行者からの口コミ評価をもとに「行ってよかった日本の城 2013」が発表された。その結果、1位には熊本県の熊本城、2位には愛知県の犬山城、3位には島根県の松江城といった、いずれ劣らぬ名城がトップ3を獲得した。

各城を順に見ていくと、まず1位の熊本城は、西南戦争で天守閣が焼失してしまったものの、宇土櫓や東竹之丸の櫓群、築城の名手といわれる加藤清正が築いた迫力ある石垣などは健在で「城郭も見事ですが『武者返し』『扇の勾配』と呼ばれる石垣の曲線の美しさは、この城の大きな特徴でしょう」「お勧めは何と言っても宇土櫓です。400年前の構造のまま保存されていて、暗い内部はギシギシきしむ木造の床、低い天井、急な階段など、本物の戦国ムード満点です!」といった、熊本城独自の機能に着目した口コミが多数寄せられていた。

続いて2位に選ばれた犬山城は、現存する天守閣が国宝に指定されていることでも知られる名城。口コミも、この天守閣に関する意見が多く「急な階段を上って、天守閣からの風景を楽しんでください。本物の迫力が堪能できます」「派手ではないけど、石垣や柱、梁、急な階段など、全てに力強さと歴史を感じました」といった口コミが見られた。

なお、ランキング全体では、松本城、犬山城、彦根城、姫路城といった、国宝に指定された城が全てランクインした他、現存天守12城のうち8城がランクイン。また、世界遺産にも指定されている姫路城は、現在修理中でその姿が見られないため、やや評価を落とす結果となったが、反対に「修理中だからこそ、天守閣の上層階や石垣の様子など、普段だと見られない部分が見物できるのが嬉しい。まだ見たことがない人は、修理が完了するまでに見に来ることをお勧めします」といった意見も寄せられていた。

また、5位には“日本のマチュピチュ”とも評される兵庫県の竹田城跡や、9位には美しい海を望む沖縄県の勝連城跡などもランクイン。文化、歴史的な価値に加えて、その場の風景や体験も含めて評価された、旅行者ならではの非常にユニークなトップ20となった。ちなみに4位以降は、以下の通りになっている。

4位:松本城(長野県)、5位:竹田城跡(兵庫県)、6位:松山城(愛媛県)、7位:二条城(京都府)、8位:高遠城(高遠城址公園)(長野県)、9位:勝連城跡(沖縄県)、10位:弘前城(青森県)、11位:姫路城(兵庫県)、12位:福岡城跡(福岡県)、13位:中城城跡(沖縄県)、14位:五稜郭(五稜郭公園)(北海道)、15位:高知城(高知県)、16位:上田城(長野県)、17位:江戸城(皇居東御苑)(東京都)、18位:彦根城(滋賀県)、19位:会津若松城(鶴ヶ城)(福島県)、20位:掛川城(静岡県)。

各城に関する口コミは、トリップアドバイザーで確認できるので、それらの意見を参考にしつつ、名城巡りの旅行プランを立てるのも面白いかも。【東京ウォーカー】

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