発売中の「大正ウォーカー」のインタビュー取材で訪れた、大阪・大正区南恩加島にある沖縄料理店「うるま御殿」。ここは、一日2回の生演奏が行われる民謡酒場として、周辺に住む沖縄出身者のお客さんで連日賑わっている。
インタビューをした妹尾和夫さんも、大正区鶴町出身の根っからの大正っ子。沖縄タウンの印象については、「大正で暮らす沖縄の人は昔から頑張り屋さん。(当時は)高度経済成長期だったことがありますが、自分達で頑張って沖縄らしい場所を作るという、人の結束力を感じましたね」(大正ウォーカーインタビューより)と語っている。
妹尾さんのインタビュー取材後、引き続きお店の取材を行った。沖縄料理の取材はもちろんのこと、今回のメインは沖縄タウンの民謡酒場の雰囲気を誌面で伝えること。妹尾さんの取材中、気付けば近所の常連の方々がお店に集まっていた。
一通り料理の撮影が終わった後、店主の川上清満さんが三線の演奏を始めると、常連客が立ち上がりカチャーシーをしながら踊りはじめ、気付けばステージ上は大盛り上がり。沖縄出身の80歳のおばあちゃんも、気持ち良さそうに踊っている。
これぞ、民謡酒場の醍醐味。沖縄民謡の音色が聞こえれば、誰もが自然と踊り出し、盛り上がれる。一度行くとこの気持ちよさはクセになる。大正ウォーカーの編集部も、気付けば見よう見まねで、カチャーシーをしていた。
ここはまさに沖縄。飛行機に乗らずフラッと気軽に立ち寄れて、現地以外で沖縄気分を満喫できるのは、ここ大阪・大正区しかない。一度、生の三線の演奏をバックに、踊ってみることをオススメしたい。