大阪の老舗クラブ「NOON」をめぐる音楽ドキュメンタリー「SAVE THE CLUB NOON」が劇場公開を目指してクラウドファンディングを実施中!

関西ウォーカー

12年4月、風営法の厳密化により摘発された大阪の老舗クラブ「NOON」。同店舗はオープン以来HOUSE、TECHNO、ROCK、HIP-HOP、JAZZ、SKAなど、様々なジャンルの音楽が楽しめる場所として、多くの音楽ファンやミュージシャンから愛されてきた。そんな「NOON」への感謝と、風営法により窮地に立たされた同店舗を救済する意味を込めて企画された音楽イベント「SAVE THE NOON」には、いとうせいこう、七尾旅人、THA BLUE HERB、TOKYO No.1 SOULSET、須永辰緒、EGO-WRAPPIN’、石野卓球ら豪華ミュージシャンが出演し話題となった。

昨年7月、4日間に渡って行われたこの伝説的なイベントの模様を中心に、出演者のライブとインタビュー映像で構成したドキュメンタリー映画「SAVE THE CLUB NOON」が制作された。写真家の佐伯慎亮が企画と撮影を務め、映画監督の宮本杜朗が撮影・編集・監督を務めた本作には、イベント当日の熱狂的なライブ映像とともに、クラブ、ライブハウスを活動拠点にするアーティストたちが、当事者として“風営法”問題をどう捉えているのか、その生々しい言葉が収録されている。

現在、映画「SAVE THE CLUB NOON」は制作費の一部をクラウドファンディングで募集中だ。作品はほぼ完成しているものの、映画の中で演奏される音楽についてJASRACへの著作権使用料、出版権を持つ企業への出版権使用料などを賄うための資金を、クラウドファンディングサイト「motion gallery」で7/13(土)まで募っている。

社会問題として新聞やテレビで話題にのぼる“風営法”について当事者の貴重な証言を得ると共に、音楽を演奏する喜び、音楽に身を委ねダンスする喜びをも伝えてくれる本作。映画「SAVE THE CLUB NOON」に興味を持った方は、ぜひ下の予告編をご覧いただき、佐伯・宮本両氏の試みを応援してほしい。

【文=関西ウォーカー編集部】

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