横浜中華街にある、海の守り神「媽祖」を祀った横濱媽祖廟。2006年3月に落慶されたこの廟で、3/20(祝)、毎年恒例の媽祖祭が盛大に開催される。ことしは横浜開港150周年と媽祖生誕1050年の節目の年にあたり、台南大天后宮の協力のもと、新たに縁結びの神様「月下老人」、学問の神様「文昌帝君」、子宝に恵まれる「註生娘娘」、安産をお守りする「臨水夫人」の四尊の神様もお迎えする。
この媽祖祭の最大の山場は、家々に祝福を届ける、媽祖様を乗せた神輿の中華街巡行だ。中華街の各店では、正面玄関前に祭壇を設け香炉と供物を供えて媽祖様をお迎えする。信者は線香を捧げ巡行の前にしゃがみ込み頭上を神輿が通り過ぎることで必ずよいことが訪れるとされ、沿道で巡行を待ち構える。神輿の担ぎ手は北斗七星のステップで進み、大きく揺れる神輿は母親の母体にある胎児の動きを再現するなど、見どころが満載だ。
またことしは、開廟3周年と横浜開港150周年を記念し、台湾から駆けつけた舞姫の華麗な踊りが華を添える点にも注目。恒例の龍や獅子舞、さらに3メートルはあろうかという将軍などが随行するにぎやかなお祭りで、中華街の雰囲気を思いっきり楽しもう!【横浜ウォーカー】