身長176 cmの長身から繰り出される高速サーブと、類まれなる美ぼうで人気の美人プロテニスプレイヤー・浜村夏美。2011年秋の浜名湖国際女子テニス大会以降、表立った活動を控えていた彼女が13日、突然の現役引退を発表した。8月頭より芸能事務所へ所属し、新たなフィールドで大好きなテニスを盛り上げていく。
全日本選手権ダブルス優勝（09年、10年）や、全豪、全仏、全英シングルス出場（07年）など、約10年間のプロ生活で輝かしい成績を残してきた彼女。だが、08年の試合中に起きたじん帯と半月版を損傷したケガの影響が大きかった。治療をしながらのトレーニングを重ねたが、スポンサーとの契約も終了し、いつしか表舞台から遠ざかることとなった。
約2年の沈黙が続いたのち、浜村は現役プレイヤーとしてではなく、愛するテニスを裏方として盛り上げることを決断した。8月頭、グラビアタレントなどを多く抱える芸能事務所「イエローキャブプラス」と契約を締結。テニスコメンテーターをはじめ、テニスコーチとしての活動、同事務所の強みであるグラビア等も視野に入れ、多方面での活動を行っていくという。
選手からは離れるが、今後はこれまでの経験を活かし愛するテニス界をサポートしていく。浜村が掲げる目標は二つ。まずは「選手の育成」。国際テニス連盟が定める4大国際大会、グランドスラム出場の彼女が、コーチとして将来的にグランドスラムを制覇できるテニスプレイヤーの育成に力を入れる。もう一つが「テニス競技のさらなる普及」。十分な施設や環境が整っていない地方などにも積極的に赴き、テニスの面白さ、楽しさを一人ひとりに伝えていく。
また、最近注目を集めだした「ビーチバレー」と「テニス」の特性を併せ持つ新しいスポーツ「ビーチテニス」への取り組みにも興味があるという浜村。もし今後、浜村が選手としてビーチテニスに参戦することになれば、美人プレイヤーとして会場を沸かせた彼女の雄姿と高速サーブを見られる日が再びやって来るかもしれない。
2013年8月、浜村夏美の29歳の夏が始まった。スコアは“ラブ・オール”。美しきテニスプレイヤーが第2の道を歩み出す。