【連載「ポッター平井の激推しアイドル!」第30回】 アイドルなしでは生きてゆけない!ザ・正統派アイドル「小桃音まい」

関西ウォーカー

1990年8月24日。兵庫県で生まれた一人の少女がいた。彼女の名前は「まい」。

 まいは小学4年生の時、辻希美・加護あいが加入したモーニング娘。のファンになった。ファンクラブにも入会し、大阪城ホールでハロプロの夏のコンサートを観て、自分も歌いたいと思うようになった。

 中学生になったまいのハロプロ熱は冷めず、お小遣いを貯めて、一人で新幹線に乗り、東京まで遠征するようになった。

 「今でもハロプロが一番好きですね。他にもたくさん好きなアイドルグループがいるんですけど、それでも一番思い入れがあるのはハロプロで、モーニング娘。さん、Berryz工房さん、℃-uteさん、スマイレージさん、Juice=Juiceさんが大好きです!」

 18歳になったまいは、地下アイドルの存在を知り、自ら出演交渉をした。月1ペースで東京に行き、ファンとしてアイドルのライブを観に行きながら、自らもアイドルとして歌うようになった。

 「秋葉原のメイドカフェの片隅にあるようなステージとかで、ハロプロの曲をカバーしていました。デビューするまで半年間ぐらい続けていましたね。それをしている時に、今のマネージャーさんが声をかけて下さって、デビュー出来ることになったんです。」

 デビューするにあたって、芸名を考えた。

 「まいは本名で、もともとあだ名が“まいにゃ”で、そのまま呼んでもらいたかったので、残そうって決めました。名字の方を、まず私が小さいので(身長147cm)、<小>という字を入れようと思って。その頃、初音ミクさんが流行り始めて、<音(ね)>がいいなぁと。こ…ね、こ…ね、<ことね>だ!と。<と>の字を考えた時に、ピンク色が好きだったので、<桃>にしようと思って、この名前になりました。」

 2009年の春、「小桃音まい」(愛称まいにゃ)として活動を始めた彼女は、ハロプロを観て培った正統派アイドルパフォーマンスで、瞬く間に多くのファンを獲得。代表曲『なのです☆』で、彼女がステージ上を右へ左へと移動すると、それに合わせて観客も同じ方向に移動する光景は今や名物で、“民族大移動系アイドル”と呼ばれるようになった。

 ライブデビューから4年が過ぎた今年5月10日(日本記念日協会から「ことねの日」として認定)、8月14日にメジャーデビューすることが発表された。

 メジャーデビュー曲は『BANG BANG 鼓笛サンバ』に決定!

 「ライブが私の原点なので、ライブでみんなが楽しめる曲がいいなって。夏らしい曲にもしたかったし、今年は野外フェスにもたくさん出たかったので、青空の下で歌っているのをイメージして作ってもらいました。しかも、ステージの端っこから端っこまで移動するので、移動距離が今までの倍になってるんですよ!それに合わせて旗も振るので、更に進化した、“メジャーデビュー版民族大移動”になっています!」

 メジャーデビューを果たした彼女の今後の目標は、「ハロプロの聖地の中野サンプラザでワンマンライブをすることです!」

そんな小桃音まいにとって、アイドルとは?

 「人生そのものですね。物心がついた頃からアイドルが大好きで、それを今、お仕事にしていて。アイドルがなかったら、生きていけないなって思います!」

 もうすぐ23歳の誕生日を迎える彼女。地下アイドルの星は、まだまだ輝き続ける。

 

≪小桃音まいのおすすめ地元グルメ≫

●明石焼き

「地元で一番好きなのは明石焼きですね。ソースもかけるんですよ。ダシに浸す前に、明石焼きの下の方にちょっとだけ切り込みを入れて、中にダシがしみ込むようにするんです。なるべくソースをダシにつけないようにして食べるのがベストです!」

【取材・文=ポッター平井】

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