まもなく第2の花粉シーズン!最適な花粉症対策で秋を乗り切ろう

東京ウォーカー(全国版)

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花粉症といえば春をイメージする人が多いが、実は秋も第2の花粉シーズンと言われ、花粉症になりやすい季節として知られている。そんな秋を前に、改めて花粉症の対策法を考えるべく、オリコンでは20代から50代までのビジネスマン&ウーマン1000人を対象に花粉症に対する意識調査を実施した。

まずは2013年の春、花粉症が日常生活に支障を来したと感じた人に、どういった症状で困ったか、理由を聞いてみたところ、鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった症状を押さえ、「集中力や注意力の低下」が65.2%で1位に、「仕事や勉強の効率が落ちる」が41.6%で2位になった。また、花粉症になったことで、33.1%がアウトドアに行く頻度が減少したと答えた他、外出が減少した、人と会う機会が減ったと答える人も多く、せっかく外出しやすい季節になっても、花粉症によって楽しみが妨げられている現状が伺えた。

そんな花粉症の人に対して、職場の同僚や上司はどのように感じているのだろうか?花粉症になっていないビジネスマン&ウーマンに意見を聞いてみたところ、「意識が散漫に見える」「仕事の効率が下がり、普段しないようなミスをすることもある」「周りを見る力が低下する」など、36.8%が仕事の段取りや効率が悪くなると回答した。また、花粉シーズンにはマスクをする人が増えるが、これに対しては「相手の気持ちを読み取りにくい」「会話が弾みにくい」という意見も出て、コミュニケーションの弊害になっていることも明らかになった。

続いて、2013年の春はどのような花粉症対策を行ったか質問すると、内服薬やマスク、目薬をはじめ、点鼻薬、うがい、空気清浄機、食事による花粉症予防など、様々な回答が。なかでも特に効果を感じたものはどれか聞くと、内服薬が46.1%を占め、他と大きく差をつける形で1位になった。だが、一方で「使用を控えるようになった」と答える人もおり、その理由としては「勤務中に眠くなる」「飲むと気持ち悪くなる」「喉が渇く」といった意見が挙げられた。

最も効果的とされる内服薬だが、なぜこのような症状が表れるのだろうか?その理由を東北大学大学院医学系研究科の谷内一彦教授に聞くと、「アレルギーの主要な原因となるヒスタミンの働きをブロックするために、抗ヒスタミン薬を使うことになるのですが、第1世代の抗ヒスタミン薬は脳に移行しやすいため、集中力や判断力、作業能率や覚醒の維持に必要な脳内ヒスタミンまでブロックしてしまうんです。これにより、脳の認識機能が低下した状態をインペアード・パフォーマンス(損なわれたパフォーマンス)と言います」と話してくれた。

しかし、最近では、この症状を出にくくした内服薬も販売されているそうで、「1990年以降に開発された第2世代の抗ヒスタミン薬は、脳内ヒスタミンには作用しにくいため、インペアード・パフォーマンスが起こりにくくなっています。また、口が渇く、目の焦点が合わなくなるといった副作用も少なく、連続服用も可能なので、花粉症時期の対策としては有効でしょう。第2世代の抗ヒスタミン薬は、花粉が飛散し始めたら、早めに飲み始める方が良いと言われています。また、1回飲むだけでも効果はありますが、花粉症シーズンは毎日飲み続ける方がより効果的です」との意見も聞かせてもらえた。

これから本格的に始まる秋花粉シーズン。イベントも多く、外に出かけたくなる季節だからこそ、花粉症対策もしっかりしたいところだ。副作用が少ない内服薬をうまく使って、仕事もプライベートも快適に過ごそう。【東京ウォーカー】

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