暖かい日が続き、サクラの開花ももうすぐそこ。“桜の名所”はたくさんあるけれど、どこで見ればいいかイマイチわからないも多いはず。そこで、一度は見る価値ありの“東京No.1”を6部門でセレクトした。
まずエリア内にサクラが咲き乱れる「密度部門No.1」は、「小金井公園」。約1700本ものソメイヨシノの多くが園の中心部に密集している。本数のみで言えば5000本の八王子「滝山公園」に負けるものの、この密度はほかにはない華やかさ。満開時に見せるサクラの迫力は、ハンパじゃない美しさだ。
「大木部門No.1」は、「六義園」のシダレザクラ。樹高約13m、枝張り17mの大木を見に、毎年多くの人が訪れる。ライトアップで闇夜に浮かび上がる姿は、かれんながらもダイナミックだ。
散歩しながら見るサクラは、「並木部門No.1」の「目黒川」が一番。目黒駅付近から池尻大橋間、約3.8kmにわたり800本ほどのサクラがアーチを作る。間断なく続く並木としては、都内一の長さを誇る。
戦国ブームで、花見でも歴史を感じたいなら「樹齢部門No.1」の「光厳寺」のシロヤマザクラがオススメだ。戦国まではいかないが、推定樹齢400年、なんと江戸時代からのサクラを見ることができる。太腕を力強く広げ、立派な枝に見事な花を咲かせるさまは感動的だ。開花時期は4月中旬ごろ。
「種類部門No.1」の「多摩森林科学園」では、なんと250種類ものサクラを見ることができる。広大な保存林に、全国から集められたサクラが咲き誇る様子は圧巻。昨年の土砂崩れで一部閉鎖中だが、3/24(火)から全面開園する。
最後に、花見客でにぎわう「人出部門No.1」。「上野恩賜公園」では、昨年の来園者数が190万人を超えた。宴会をするなら、公園のど真ん中にある開花基準木エリアがオススメ。デートには、不忍池や水上音楽堂での散策をしながらサクラを愛でよう。
ちらほらサクラも咲き始め、通りすがりの街のサクラに癒される人も多いはず。毎年なんとなくで花見の場所を選んでいたあなたも、今年こそ“東京No.1”のサクラの木の下で思い出に残る最高の花見を楽しもう!【詳細は東京ウォーカー3/17発売号「輝けグランプリ 東京名サクラ」に掲載】