この春、ファミリーマートはチルド飲料ブランド「あじわい Famima Cafe」を展開する。4/7(火)からコーヒー、紅茶、乳飲料、果汁、デザート飲料の5つのカテゴリーの商品を、4週間で毎週数種類ずつ販売し、4/28(火)をメドにトータル16種が店頭に揃う。
ファミリーマートはこれまで「できたてファミマキッチン」や「三ツ星パスタ」、「スイーツ+」と自社ブランドを展開し、08年度の売り上げをそれぞれのカテゴリーで前年比100%以上に伸ばしてきた。そんな中、チルド飲料(常時3℃〜8℃の温帯で管理されている飲料)がコンビニ全体で前年比110%越える売り上げと好調のため、これらに続く重点カテゴリーとして展開する運びとなった。
ラインナップの中で注目は「とろ〜りとしたプリン」(220g、188円)や「ぶどうアロエジュレ」(230g、178円)などのデザート飲料。3月から発売されている「スイージー」など“飲むスイーツ”を充実させ、今後ファミリーマート独自の強みとして展開する予定だという。
紅茶にエスプレッソ抽出の技法を使った「濃い紅茶のティーラテ」(200ml、148円)などの紅茶類も見逃せない。茶葉はミルクティーに最適な無香料のウバ茶を使用し、茶葉を細かく砕いている。実際に飲んでみると、そのまろやかで濃厚な味わいがクセになりそうだ。
新ブランドの展開によって、ファミリーマートではオリジナル飲料の比率を30〜35%程度に高め、全商品の売り上げ構成比の5%をチルド飲料で占めることを目指す。まず4/7(火)には、「とろ〜りプリンラテ」など、5種類の商品の発売を開始する。この新しい試みがどのような展開を見せるのかが注目される。【東京ウォーカー/中道圭吾】