開催中「スタジオジブリ・レイアウト展」をレポート!

九州ウォーカー

スタジオジブリ作品の秘密に迫る「スタジオジブリ・レイアウト展」が、10/12(土)~2014年1/26(日)福岡アジア美術館にて開催中。初期作品である「風の谷のナウシカ」から最新作「風立ちぬ」まで、宮崎駿監督の直筆レイアウトを中心に、高畑勲、宮崎両監督がジブリ以前に手がけた作品も含め約1300点を公開。なかでも「風立ちぬ」は、本展が日本初公開となる。

「レイアウト」とは、一枚の紙にそのカットで表現されるすべての要素が描かれた設計図にあたるもの。鉛筆と色鉛筆を使って描かれたレイアウトはアニメーションのひとコマそのもので、ファンにはたまらない展示内容となっている。作り手たちのこまかな技を間近で鑑賞できるのも魅力のひとつ。ジブリ作品のなかには「天空の城ラピュタ」をはじめ多くの「城」が登場するが、少しでも立体的に見えるよう鉛筆の型で凹凸を付けるといった工夫が随所に施されている。シーンの感情や躍動感が、色が限られているにもかかわらずしっかりと伝わってくるのもさすがだ。

また、体験コーナーも充実。記念撮影にぴったりなのが、トトロのおなかの上に寝転がってサツキとメイの気分を体感できる“トトロケーション”と、バケツに入ったポニョを手に持って写る“ポニョロケーション”。子供から大人まで、ジブリの世界観に浸って思い出の1枚を残せる。自分だけのまっくろくろすけを描いて壁に貼る“まっくろくろすけ”コーナーもあり、本展開催の終盤に、自分のオリジナルまっくろくろすけを探しにもう一度訪れるというのもおすすめだ。

本展では、展覧会を10倍楽しめる音声ガイド(1台500円)も用意。スタジオジブリ作品の裏側をのぞくべく、ぜひ足を運んでみては。【福岡ウォーカー】

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