今、日本のみならず全世界で話題騒然の「リアル脱出ゲーム」。なかでも名作といわれる「マグノリア銀行からの脱出 機密文書を盗み出せ!」の福岡公演が、10月30日(水)~11月4日(月)西鉄ホールで開催中。全国ツアーで各地を熱狂の渦に巻き込む同イベントに、編集部員が参戦してきた。
薄暗い会場内に入り、その場で初めて会った人たちと6人一組のチームを結成、協力して謎を解いていく。参加者は全員「マグノリア銀行に忍び込んだ高名な盗賊団」という設定。数々の警備システムを突破し、秘宝の眠る金庫の前にたどり着いたその時! 館内に警報音が鳴り響き、最新の警備システムによって完全に閉じ込められてしまう。60分以内にすべての警備を突破し、機密書類を盗み出さなければ捕まってしまうのだ。目の前には仕掛けられた謎の数々。そして「あらゆる物をあらゆる角度から探って、すべての謎を解きあかしてください」とアナウンスの声が響く。
用意されたアイテムや暗号を一斉に手に取り、ゲームスタート。実は謎解きが好きな編集部員だったが、迫る制限時間と一筋縄ではいかない難解な謎に焦りまくる…。「これはこうでしょ!」「いや、こう考えるんじゃない?」「あ! あの場所にヒントがあったかも!?」。見知らぬ人たちと団結して、知恵を振り絞りながら、ひとつひとつ謎を解く。次々に鳴る警報にどんどん追い詰められ、ひとつ解いても次の謎が立ちはだかり、道のりは容易ではない。
残念ながら編集部員のチームは脱出できなかったが、見事脱出に成功したチームが発表されると、会場からは「おー!すごい!!!」という驚嘆の声が上がった。最後に解けなかった謎の解説を聞いて、複雑で秀逸な仕掛けに、驚くやら、悔しいやら、感心するやら…。
スタイリッシュな映像や音楽と共にスリルと謎解きが楽しめる同公演。大人が夢中になれる、日常ではなかなか味わえない不思議な高揚感を、ぜひ一度体験してみては。