姿勢が悪いとお腹に脂肪がたまるって本当?

東京ウォーカー(全国版)

何かに没頭していると、つい姿勢が悪くなりがち。でも、その筋肉を使わない楽な姿勢が、実は脂肪を引き寄せていたって知ってた?

そもそも、人間の体は助骨や内臓が体の前側にあり、常に前方向に重みがかかっているので、猫背は楽な姿勢なのだ。でも、“楽=筋肉を使っていない”ということ。筋肉が使われていない部分は代謝が悪くなり、脂肪がたまっていくうえ、筋肉の伸び縮みが減ることで血流も悪くなるのだとか。さらに、リンパ管の動きも悪くなるので老廃物がたまり、より代謝が落ちて、脂肪をため込みやすい体ができてしまうという。

では、こんな人は要注意!という、日常生活で脂肪が溜まる7つの姿勢を紹介しよう。

■足開き座り…脚が閉じられないのは内ももの筋肉が弱っているから。これを放置すると、O脚も進行してしまう。

■ラッコ座り…ほとんどの筋肉を使っていない姿勢。突き上がったアゴの下からお腹と膝の上、背中に腰の上まで、プヨプヨ脂肪の巣窟に。

■足を組む…脚を組むことが悪い、というよりも、同じ方向にばかり脚を組むのがNG。リンパの流れも悪くなるので、ふくらはぎのむくみの原因にもなる。

■アゴ出しデスクワーク…猫背で座っていると、お腹は脂肪のたまり場に。アゴの下や、伸び切った状態で固まった背中にも脂肪が。さらに、長時間の座り作業は下半身太りの原因に。

■猫背にあぐら…実は、腰から下の筋肉をほとんど使えていないあぐら。これに猫背が加わると、顔を上げるために首の後ろの筋肉しか使っていない脂肪ため姿勢になってしまう。

■猫背でスマホ…脂肪をためる猫背姿勢を助長するのが、スマホやゲームなどの電子機器。集中している時こそ、姿勢を固めずに色々な姿勢を取るように意識を。

■ガニ股歩き…足開き座りの人が歩き出すと、ガニ股歩きに。腕も振らずに歩いていたら、二の腕の裏もプヨプヨ振袖状態に。

脂肪とさよならするには、まず猫背を直すことが大事なのだ。とはいうものの、急に良い姿勢を取ることは難しい。そこで効果的なのがストレッチだ。正しい姿勢でストレッチを行い、体を動かすことが猫背改善の第一歩につながる。そして、日常的に気が付いたら、良い姿勢を意識すること。これらを続けていれば、次第に猫背は改善され、脂肪もたまりにくい体質に変わっていく。正しい姿勢とストレッチで、是非とも猫背と脂肪をリセットしよう!【東京ウォーカー】

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