強風に注意!一番危ないのは“ビル風”

東京ウォーカー

「春一番」ではないけれど、3連休から今日にかけて強風が日本中を駆け抜けた。今も東京をはじめとした東日本で強風注意報がでている地域があり、注意が必要だ。そこで強風について、気象庁の天気相談所に聞いてみた。

「気温が暖かい中を、低気圧が通ったことで強風が吹きました。低気圧は移動中なので、もう東京の強風の峠は越えたでしょう」。冷たい空気と暖かい空気がぶつかることにより、強風は生まれるそう。春一番をはじめ、この季節に強風が吹きやすいのは、こういう現象が起こりやすいからだとか。

東京での強風で注意すべきなのは“ビル風”。「低い建物だと上から抜けますが、高いとどうしてもビルとビルの間に風が吹き込みます。そうすると、強い風が吹きますね」とのことなので、なるべくビルの間を抜けるのは避け、通るときは転倒などに気をつけよう。

また雨風の強いときは、風を傘が受けて体のバランスを崩す人も多い。あまりに風が強いときは傘をたたみ、安定した靴でゆっくり進もう。

ちなみに今回の強風の勢いは弱まりつつあり、「東京23区では、本日夕方17時から18時までには止む見込みです」とのこと。暖かくなっていく季節、ふいに吹く強風に巻き込まれないよう、安定した靴を用意する、安全経路を考えておくなど準備をしておくのもいいかも。【東京ウォーカー/白石知沙】

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