シメはナポリタン!2013年に試したい鍋1位のトマト鍋を作ってみた

東京ウォーカー(全国版)

日に日に寒さも増し、そろそろ鍋が恋しい季節がやってきた。トレンド総研の鍋に関する意識・実態調査でも、2013年の冬は9割が「鍋を食べたい」と回答しており、やはり多くの人が楽しみにしているようだ。

ちなみに、「2013年試してみたい話題の鍋ランキング」や「今シーズン、新たに挑戦したい鍋料理トップ3」などの調査結果によると、共にトマト鍋が1位だという。和・洋風のバリエーションがあることや、リゾットからパスタまでを守備範囲とするシメメニューの幅広さが人気の理由だ。

ここ数年、全国的に定番化しつつあるトマト鍋。是非一度食べてみたい!ということで、実際に作ってみた。今回使ったのは、トマト鍋が簡単にできるカゴメ甘熟トマト鍋スープ。トマト6個分と3種類のチーズが入った甘味とコクのある濃厚スープで、野菜もたっぷり食べられるらしい。食材にはキャベツ、玉ねぎ、ニンジン、トマト、シメジ、鶏肉、ウインナーを用意した。さらにシメ用のパスタ、バター、チーズなど。トマト味にはたいていの野菜がマッチするので、冷蔵庫の残り物を入れても良さそうだ。

まずスープをよく振って混ぜ、鍋に入れて火にかける。沸騰するとチーズの良い香りがしてくる。煮えにくい鶏肉や固いニンジン、キャベツの芯などを先に入れ、かさが減ってきたら残りの材料を入れる。大量のキャベツとシメジは半分の量しか入らなかったので、食べ進めた後で追加することにした。フタをずらして弱火でコトコト煮ること十数分、トマトの形がなくなるほど材料に火が通ってきたらできあがりだ。

完成したトマト鍋をさっそく試食してみる。最初にスープを一口飲むと、野菜の甘味が溶け込んで、子供でも喜びそうな甘口という印象を受けた。溶けかかった生トマトと一緒に食べると酸味がちょうど良い感じだ。大人はタバスコやコンソメ、粉チーズで塩分を追加しても良さそうだ。たくさんあった野菜も、あっという間に食べきってしまった。既にかなり満腹だが、お楽しみのシメは今流行のナポリタンに。そのため、少しの野菜とソーセージを残しておいた。

残ったスープに水300mlを加えて沸騰させ、半分に折ったパスタを入れる。水分が少ないので、パスタをよくかき混ぜないとくっついてしまうからここは注意が必要。ゆで時間も標準の2倍程度かかった。パスタが柔らかくなったら、バターやチーズを加え、さっと混ぜて完成だ。煮詰まったことでパスタに絡んだ甘口のスープはナポリタンにぴったり!このシメのためのトマト鍋だったのではないかと思うほど、絶妙な味加減になっていた。他にもオムライスなどができるそうなので、シメを楽しみにトマト鍋の具材を変えてみてほしい。

年末に向けて忘年会やホームパーティーをするなら、手軽なのに洋風でお洒落に見えるトマト鍋はお勧めだ。白ワインやローリエ、魚介類を加え、本格的なブイヤベース風にして、ガーリックトーストやバゲットを添えても良いだろう。また、豚肉、ジャガイモに味噌と豆板醤を入れ、韓国のカムジャタン風にしてあっと驚かせても面白い。子供から大人まで嫌いな人はそういないトマト味なので、色々試してみたくなるのが魅力とも言えるだろう。一度食べたらリピーターになるに違いないトマト鍋。是非、今冬は様々なアレンジを加えつつ、トマト鍋を囲んでわいわい楽しんでほしい。【東京ウォーカー】

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