2013年で没後30年を迎えた異才・寺山修司。短歌・演劇・小説・映画・テレビなど多方面で才能を発揮した彼は、今もなお人気を博している。母校の早稲田大学では、寺山に関する膨大な資料が演劇博物館に寄託されたことを記念し、大隈記念タワー26号館10階(125記念室)で2014年1月25日(土)まで「いまだ知られざる寺山修司―わが時、その始まり」展を開催中(入場無料)。
本展では、絶筆「墓場まで何マイル?」で“私の墓は、私の言葉であれば、充分”と書き残した寺山の“言葉”に注目し、寺山の残した独創的な世界を紹介する。
また、少年時代の俳句や短歌などの文芸活動から、闘病生活を送った早稲田大学時代の創作メモ、そして卒業後に手掛けたラジオ・テレビ・映画などのシナリオや劇曲まで、寺山が生涯を通じて創作した数々の作品を展示。
この年末年始は、寺山修司を知っている人も知らない人も、寺山ワールドにどっぷり浸って、表現世界の奥深さをぜひ味わってみよう。