坂本九からボカロまで!?中孝介が名古屋でライブ開催!

東海ウォーカー

「地上で、もっとも優しい歌声」と称され、幅広い世代から人気を集める中孝介。その歌声を堪能できるコンサートが、12月21日(土)、中区の三井住友海上しらかわホールで行われる。7月31日にリリースされた「ベストカバーズ~もっと日本。~」の全国ツアーで、日本の歌の素晴らしさが改めて実感できそうだ。

「日本のすばらしさを再発見しよう」というコンセプトのもとに作られた中のカバーアルバム。坂本九の「上を向いて歩こう」「明日があるさ」、美空ひばりの「愛燦燦」など往年の名曲から、「歌に形はないけれど」「桜ノ雨」といったボーカロイドの神曲まで収録されていて、その幅広さに驚かされる。他に、わらべの「もしも明日が」や大江千里の「ありがとう」、モーニング娘。の「雨の降らない星では愛せないだろう?」など、どの世代の人が聴いても懐かしくて新しい不思議なアルバムになっている。

今回のツアーの注目は、アルバムには収録されていない奄美大島のシマ唄だ。鹿児島県奄美大島で生まれ、現在も在住する中がシマ唄を歌うのは当たり前のように思えるが、意外なことにソロコンサートで歌うのは今回が初めて。日本の歌の持つ奥深さを感じられそうだ。クラシックホールである名古屋会場の特徴を生かした演出も考えられているらしく、充実したライブが期待できる。

記者懇談会では、「いろんな世代の人たちがたどって来た時代を思い出し、懐かしさを感じてもらえるような空間になれば」と控えめに語っていた。中の優しい歌声に包まれ、心地良い懐かしさを感じてほしい。【東海ウォーカー】

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