西日本鉄道(株)が9/22(月)より、福岡市内の主要観光スポットを周遊する乗合バス「福岡シティバス『ぐりーん』」の運行を開始する。これは同社の100周年記念事業の一環として行われるもので、運行ルートはJR博多駅を基点に、キャナルシティ博多、櫛田神社、福岡タワー、ヤフードームなどのスポットをめぐり、再びJR博多駅へと戻るルート。平日は30分間隔(1日16便)、土日祝は20分間隔(1日24便)で運行され、1回の乗車運賃は大人250円、小児130円で、先払い制。また、何度でも乗り降り自由な1日フリー乗車券は大人700円、小児350円で、車内や天神、博多のバスセンター、観光案内所、主要なホテルなどで販売する。
新たに新設したバス停は「櫛田神社・博多町家ふるさと館前」のみで、そのほかは既存のバス停に専用の標柱を設置する。使用するバスは中古車に改良を加え、デザインは九州新幹線「つばめ」などの車両デザインを手がけた工業デザイナー・水戸岡鋭治氏が担当。車体の外装には緑を基調とした配色を施し、内装には床やシート、つり革などに木材を使用、一部の車両では流線型の対面シートを導入するなど遊び心に富んだデザインとなっている。価格が手ごろで、1日の便数も多いので、自分のペースでのんびりと市内の観光地を巡る際には重宝しそうなバスの登場だ。
【九州ウォーカー/近藤耕平】