12/13(金)「神戸ITフェスティバル2013」始まる! 12/14(土)は神戸のご当地アイドル・KOBerrieS♪のライブも

関西ウォーカー

神戸最大のITのお祭り「神戸ITフェスティバル2013」がきょう、神戸市中央区のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で始まった。今年3回目を迎えるこの催しは、IT識者や学生など、産官学の有志による地域貢献型イベントで、地域の未来やさまざまな課題の解決を考える機会を提供している。今年は「自慢したくなるスゴイIT」をテーマに、セミナーや展示、体験型イベント、ライブなどを通じ「ITってすごい!」と思える様々なイベントが企画されている。会場1階のイベントスペースでは12時15分から開会式が行われ、大会実行委員長の兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科の力宗幸男教授が「このフェスティバルを通じ、何か持って帰ってもらえれば」と挨拶した。

それに続き12時半からは同じくイベントスペースで「計算機科学が開くORIGMIの新時代」と題し、筑波大学大学院システム情報工学研究科の三谷純准教授が講演。いまや英語にもなった日本の折り紙だが、コンピュータによる設計、研究が盛んになっており、さまざまな立体が作れることをわかりやすく解説。会場には三谷准教授が設計した巨大な立体「おりがみアート」も展示。来場者の目をひいた。

今回のフェスティバルではKIITOの1階から3階までの広いエリアで多彩な催しが繰り広げられている。13時からは2階のギャラリーCで日本のソーシャルメディアの第一人者・斉藤徹氏と日本の広告の第1人者・佐藤尚之氏によるトーク「『Unit "SaSa"(ユニットささ)』が目指す3つのシフト~プラットフォームシフト・コミュニケーションシフト・ソーシャルシフト~」が1時間半にわたって行われた。これからのITの方向性をプラットフォーム、コミュニケーション、ソーシャルメディアの3つから分析、幅広い知見を持つ二人のトークに会場も多いに盛り上がった。

そのほか、会場には展示ブースやギャラリWi-Fiが使えるコワーキング体験スペースなども。展示ブースでは出展者と熱心に語り合う来場者の姿も見られた。また、3階では有料のセミナーも多数開催。ハッキングやサーバー運用、文書術など、ビジネスでも多いに役立ちそうなセミナーがそろう。本日は19時までこうしたセミナーが開催されたあと、スペシャルゲストが登場するアフターパーティーも(当日券あり)行われ、交流の場が持たれる。

明日もおなじくKIITOで10時からオープンセミナーや有料セミナーが開催される。クラウドアカデミーの新藤洋介氏による「クラウド時代の働き方 ~World Wide Workerになろう~」や、灘高校生・デジタルクリエーター「スーパーIT高校生Tehuと語る、やってみたくなるスゴいIT~最近技術発達してきてるしアレやりたいよね〜」など、興味深い内容がいっぱいだ。さらに16時半からはクロージングセッションとして神戸が生んだご当地アイドル「KOBerrieS♪(コウベリーズ)」の単独ライブも。始めから終わりまで、目が離せない2日間だ。

(取材・文・撮影=ライター 鳴川和代)

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