例年な・な・なんと約60万人もの観客が訪れる、大阪を代表する祭り「岸和田だんじり祭」がいよいよ9/13(土)・14(日)に開催されまっせぇ〜。
祭りの見せ場はなんと言っても4トンもの地車(だんじり)が、急カーブをノンストップで曲がっていく“やりまわし”。各町の男たちも毎年“命”を懸けるつもりで、華麗なコーナリングをキメ込む。見物人もそれがお目当てで、特に見物の要所となるカンカン場(岸和田カンカンベイサイドモール前交差点)は有料観覧席も設けられるほど、毎年の人気スポット。その迫力満点のやりまわしに皆、拍手喝采を贈る!
と書けば、祭りの荒々しさや威勢のよさだけに目が行きがちだけど、はじまりは1703年。穀物がたくさん獲れるように祈願した稲荷祭が始まりとされていて、時代も変わった今でも収穫を願うとともに、何よりも町の結束力を高める祭りとなっている。だからこそ、世界のどこよりも我が町を愛する岸和田っ子は熱く燃え上がり、最強の祭りとも言われるゆえんになっているのだ。
その結束ぶりは7/20(土)に行われた、岸和田市宮本町の86年ぶりとなるだんじり新調入魂式でも感じることができた。早朝5時スタートにも関わらず、宮本町民はもちろん他の岸和田地区全町の幹部が駆けつけ、南海岸和田駅周辺では人・人・人、人だらけで、およそなんと7000人以上が集結! 皆で新調しただんじりに魂を入れる神聖な儀式を見守った。なんと熱い町の団結心だろう。地元にはそんな祭りも風習もない記者としてはすごくうらやましく思い、祭り本番はいったいどれくらい盛り上がるのだろうかと、今から楽しみでならない。
さて、祭りの本番日にはこの何倍もの見物人が訪れ、残暑の厳しさも予想されるので暑さ対策は必須だ。各町の名が描かれたうちわを片手に、小腹がすいたらご当地グルメの「氷くるみ」をぜひ。
そんな感じで日々祭りへのテンションも上がりつつあるなか、なんともタイミング良くウォーカームック「岸和田Walker」が8月29日(金)に発売される。宮本町の新調入魂式の実況レポートも収録のだんじり巻頭特集を皮切りに、地元のソウルフード・かしみんやお好み焼、寿司に焼肉など、クチコミで選んだグルメ特大特集「ごっつうまい店」や、地元の遊び場大特集、お隣の貝塚・和泉の街特集などなど、内容盛りだくさん! そして岸和田の誇り、清原和博選手も編集部では猛烈に応援します。
地元の方は発売日にお近くの書店・コンビニへ! それ以外の方も大型書店やターミナル駅の書店等で岸和田Walkerをゲットして岸和田だんじり祭見物へぜひ!! ではでは祭本番当日に岸和田でお会いしましょう。
【岸和田ウォーカー編集部/赤井謙司】