美腸、ダイエットに、美人になれる朝食、グラノーラが人気

東京ウォーカー

おいしくてキレイになれる、グラノーラが女性に人気を集めている。

グラノーラとは、オーツ麦にナッツやドライフルーツが入った甘みのあるシリアルの1種。一般的なシリアルが小麦ベースで作られているのに対して、全粒の麦やナッツなどの素材丸ごとが食べられるため、食物繊維やミネラルなどが豊富で、ヘルシーなのが特徴だ。

このグラノーラ、日本では10年以上前から存在しているものなのだが、いま「麦」の美腸パワーで改めて注目されている。

グラノーラの主成分となる「オーツ麦」(別名:エンバク(燕麦))はオートミールにも使われているポピュラーな素材なのだが、1食あたりの栄養素をご飯と比較してみると、カロリーはご飯269kcal、オーツ麦190kcalと低カロリー。さらに、カルシウムは5倍、鉄は12倍、ビタミンB2が5倍、食物繊維は10倍。食物繊維は水溶性、不溶性ともに豊富で、血中コレステロールを減らす効果も期待できる(ご飯1膳分160g、オーツ麦(オートミール)1食分50gで比較)。

「朝食に食べていたら、10年治らなかった便秘が治った」「5kgやせた」などの美容効果が即実感できると口コミでじわじわ人気が広がりだし、ハワイ発のトレンド「アサイーボウル」にも使われていることから、モデルやタレントなどがブログで紹介するなどして、美容意識が高い女性に火がついた。

市販グラノーラで市場シェアNo.1の人気を誇るカルビーのフルグラも、2012年から2013年では売上が前年比144%と急増(1月-9月比)。2012年に発売されたフルグラをさまざまにアレンジして食べる「フルグラレシピ」本も好調で、2013年11月には2冊目も発売された。

東京目黒にあるグラノーラ専門店GMT(グッド モーニングトウキョウ)も、2013年に入ってからずっと、ネット通販は2カ月待ちの状態が続いている。余分な添加物を使わず、白砂糖も不使用、コレステロール値ゼロのオイルを使うなどヘルシーなレシピで、混ぜる具材やフレーバーなどのバリエーションが豊富なところも人気のひとつで、GMTの人気ベスト3は、1位「シナモンアップル」、2位「フルーツグラノーラ」、3位「アールグレイ」。より低カロリーを求める人には「ノンオイル」も人気だ。店頭では、さまざまな具材をチョイスし、ヨーグルトやアサイーなどのソースバリエも選べるテイクアウトもできる。リピーターも多く「痩せました!」「毎日快腸です!」という嬉しい報告が全国から次々に届くそうだ。ちなみに店主のビルさん自身も、グラノーラからオイルと甘味をカットしたシリアル「ミューズリー」に朝食を切り替えてから半年で自然に12kgやせ、リバウンドしていないそう。

牛乳やヨーグルトをかけて食べるだけ、と手軽な上、ナッツやドライフルーツも入り、ナチュラルな甘みと素材の本格的な味わいが朝食にぴったりで、いままでの「シリアルはまずい」と食べなかった層にも「美味しい」と好評なグラノーラ。その美容効果にますます注目が高まりそうだ。【東京ウォーカー】

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