今や、日本を代表するサブカルチャーの一角となったコスプレ。そんなコスプレ業界は、2014年以降、どのように変化していくのか?コミックマーケット85に集まったコスプレイヤーたちに意見を聞いてみた。
まずは東京ビッグサイトの庭園エリアで出会った、『艦隊これくしょん –艦これ-』の長門に扮するレイヤーに意見を聞いてみたところ、「誰でももっと気軽に、コスプレが楽しめるようになると思います」と回答。また、『マクロスF』のシェリルに扮したレイヤーからは「皆で楽しく、仲良く交流できる機会が、これからはもっと増えていくんじゃないでしょうか」といった意見を聞かせてもらえた。
コスプレと聞くと、一昔前までは「衣装や小道具は自分で作るもの」というイメージだったが、最近では細部まで作り込まれた完成度の高いコスチュームを、通信販売などで手軽に購入できるようになっている。さらにイベントなどに参加して、自分よりも造詣の深いレイヤーや作り手と仲良くなれば、より大掛かりで複雑な衣装の制作も相談できたりするので「交友関係が広がるに連れ、より完成度の高い衣装が制作できる」という点も、コスプレならではの魅力だと言えるだろう。
この他にも、女性レイヤーからは「とにかく可愛い女の子と仲良くなりたいので、コミケには毎回参加しています(笑)。レイヤー同士の方が会話も弾みますしね」や「同じ趣味の友達を作るには、自分もコスプレをして輪のなかに飛び込むのが一番です」といった意見も飛び出した。このように、共通の趣味を持つ人同士のコミュニケーションの手段としても“コスプレ”は活用できるので、今後は街コンのような形式のコスプレイベントも増えていくかもしれない。
漫画やアニメ、ゲームといったサブカルチャーに続き、これらから派生したコスプレという文化が今後どのように発展していくのか?2014年は新たな展開のターニングポイントになるかもしれないので、気になる人は、その動向を随時チェックしておこう。【Walkerplus】