3日間で52万人の動員を記録したコミックマーケット85(2013年12月29日~31日に開催)。その盛り上がりを振り返りながら、2014年にヒットしそうなコンテンツを推測してみた。
今回のコミケ85において、全てのエリアで最も勢いが感じられたのは、やはり前評判どおりに「艦隊これくしょん -艦これ-」だった。企業エリアでは抱き枕やTシャツ、ストラップの他、イラスト入りのネクタイ、シザーバッグ、扇子といった関連グッズが発売され、それぞれに異なる艦娘がデザインされた別バージョンも用意されていた。中には、お気に入りの艦娘が描かれたグッズを全種類買い揃える強者もいて、この人気はいつまで続きそうか聞いてみると「ブラウザゲーム自体がまだまだ人気だし、アニメ化やテーブルトークRPG化も控えているので、2014年はさらに盛り上がると思います」などの意見を聞かせてくれた。
また、企業ブースでもう1点注目したいポイントが、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンがブース初出展したことだ。ブースでは1月18日(土)公開の最新作『エンダーのゲーム』が大々的に紹介され、吹替版でメインキャラクターを演じた声優陣もゲストとして参加。特典付き前売券のお渡し会なども実施され、独特の盛り上がりを見せていたのが印象的だった。
続いてコスプレエリアを見て回ったところ、こちらでも「艦これ」艦娘に扮したレイヤーが多数見られた。その他にも「進撃の巨人」「ラブライブ!」「リトルバスターズ!」など、2013年にヒットしたアニメ作品のキャラクターに扮するレイヤーも多く、同じ作品のキャラ同士で集まったグループも各所で見受けられた。また異なるエリアでは、「キルラキル」「マギ」といった現在放送中のアニメ作品や、あのふなっしーを擬人化した女性レイヤー、流行語大賞を受賞した林修さんに扮したレイヤーもいて、各ジャンルのキャラクターがバランス良く集まっているように感じられた。
そんなコスプレイヤーに、今春にかけて流行りそうな作品は何か尋ねると、「すーぱーそに子は今でも人気があるけど、1月からアニメ版が始まるので、春以降のイベントでは彼女に扮するレイヤーが間違いなく増えるでしょうね。その他にも『ラブライブ!』や『ソードアート・オンライン』は2期が、『ジョジョの奇妙な冒険』は第3部のアニメがスタートするので、春以降はこれらのコスプレをする人も増えてくると思います」という声を聞かせてくれた。
回を重ねる毎に様々な新しい試みを導入し、常に大勢の来場者を沸かせているコミックマーケット。次回のコミケ86は8月15日(金)から17日(日)まで開催されるので、今から情報をチェックしつつ、気になるグッズや同人誌をまとめ買いできるように、貯金もしっかりしておこう。【Walkerplus】