【追悼:やしきたかじんさん】関西ウォーカーゆかりの著名人よりメッセージ・コメント(その6) 田中稲さん、原田剛さん、川尾朋子さん、多田 実さん

関西ウォーカー

「関西の視聴率男」として数々のTV番組に出演、長年愛された歌手・タレントのやしきたかじんさんが1/3に死去されました。64歳という早すぎる死に、私たち関西ウォーカー編集部からも哀悼の意を評します。また、関西ウォーカーに関わる各界の著名人からも、たかじんさんへの追悼とお礼のコメントが続々と届いていますので、ここで紹介いたします。

※掲載は順不同。

●田中稲さん(昭和歌謡ライター)

昨日の晩の、突然のやしきたかじんさんが亡くなったというニュース。

母に慌てて報告するとしばらく絶句した後、ぽつんとこう呟いた。

「なんか、ものすごい寂しいなあ。大阪、寂しなるなあ」。

母はたかじんさんの特別なファンではない。

でも、大阪の人は多分ほとんどの人がこの思いではないだろうか。

そして、今改めてたかじんさんの歌を聞き返している。

ICHIZU(一途)にあんたに惚れ、

時には「なめとんか」と憤りながら

命をかけて想い続ける“おんな”の姿。

バラエティで見る

「言いたいことを言って大暴れするオッチャン」

とは別人のようなソフトで繊細な世界がガーッと広がる。

カラオケバーに行けば、

オッチャン達が「喉があったまってきたし、これ行ってええか」と

必ずと言っていいほど(しかも誇らしげに)入れる曲は

「東京」だ。

「たかじんしばり」でも2時間ビッチリ歌える人が大阪にはたくさんいる。

なんて素敵な事なのだろうか。

本当に本当に、素晴らしい歌をたくさんありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

※(編集部注)田中稲さんは関西ウォーカーWEBサイトにて「昭和歌謡」をテーマに連載中。大阪在住。

●原田剛さん(全国ワイヤーママグループ代表)

たかじんさんを見て「この人スゴイ!」と初めて思ったのは、今から約30年前・・・小学校時代に、お昼のトーク番組『晴れときどきたかじん』がスタートした時でした。

10歳前後の僕は、うっすらと「こんな無名な司会者(失礼!)が、どんな大物ゲストとも堂々と喋っている!いつかこんな人になりたい!」と思いました。

今では総理とも堂々と温泉に入った、たかじんさん。。。。。これからも貴方を「何も恐れず突き進む」指針として精進します、合掌。

●川尾朋子さん(書家)

中学生のとき、深夜に「たかじんnoばぁ~」を見て笑っていたら、二階にいる父の部屋からも大きな笑い声が聞こえてきた。

やんちゃなかっこいい大人の世界ってこんな感じなのかなあ、どんななんかなあと、たかじんさんを見てると想像が膨らんだ。

近そうで近づけない華やかな世界を見せてくれた、そんな方のように思う。

たかじんさん、ありがとうございました。

川尾朋子 頓首

●多田 実さん(同志社大学政策学部教授)

僕がまだ大学院生だったころ、関西ローカルの某帯番組を毎日観るため、お昼ごはんをその時間(たしか14時~)に合わせていたぐらい大好きでした。

その番組のたかじんさんから沢山の影響を受けました。

愛のある毒舌とか、指し棒を使ったプレゼンとか、地方でお酒を呑む楽しみ方とか、TVドラマの徹底比較とか、ライブにおけるMCの重要性とか...

やっぱ好きやねん!...合掌。

※追悼コメントは随時追加し更新UPしております。下記リンクにも様々な方々のコメントを掲載しておりますので、ご覧ください。           

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