北京オリンピック競泳平泳ぎ100メートルと200メートルで金メダルを獲得した、北島康介選手の親戚が営む精肉店「北島商店」(東京都荒川区西日暮里)が、この夏“東京の新名所”になっている。
東京ウォーカースタッフも、お目当ての“金メダルメンチ”を手に入れるためさっそく現場に急行した!
開店(10:00)の10分前には、すでに長蛇の列。大阪や北海道など、北島商店(と東京見物)のためにはるばるやってきたという人が多く、日本列島を巻き込む北島フィーバーを改めて実感した。
「北島選手が大好きで、仙台からこのためだけに来た」という女性、「北島選手が子供のころから食べていたというメンチカツを、うちの子供にも食べさせたい」という母親、さらに「メンチカツを食べて、夏休みの自由研究にしたい」という小学生まで、行列する思惑はさまざまだ。
店のメンチカツは、注文に応じてその場で揚げていくため、順番がきてもすぐには受け取れない。待つ間、北島選手の伯父である店主が、もくもくとメンチカツを揚げる姿をジロジロ見てしまった。結局一時間半ほど並んで購入したが、オリンピック期間は一人3パックまで(1パック5個入り)の限定。単品(1個140円)でも買えるが、ほとんどの人がパック買いしていた。ほか、メンチカツをはさんだ「メンチカツサンド」(4個入り580円)も人気。店の人の話によると、オリンピック期間中はメンチカツを一日3000個を用意しているそうだが、売り切れは必至。買いに行くなら早めをおすすめする。
メンチカツをそのままガブリ。ふんだんな肉汁が北島選手の肉体美を作ったのかと思うと、思わずもう一個手が出てしまうのであった。【東京ウォーカー/高柳舞】