ベルギー王室からも依頼があるというゲント在住の画家、ミヒャエル・ボレマンス氏による初の墨絵展が、京都「建仁寺塔頭 両足院」で開催される。
リトグラフの教育を受けた彼は、独学でレンブラントの模写を続け、油絵の技法を習得。現在は、東京都品川区の「原美術館」で個展を開催中だ。
今展では、芸術大学の今後の教育メソッドを検討する試みとして、「もしも圧倒的な技術、表現力を有し、異なる文化を背景にもつ現代アーティストが、寺社の襖絵や調度品を現地で制作すると、どのように心に伝わるのか?」という想像をきっかけに企画され、ミヒャエル・ボレマンス氏が京都で制作した墨絵を展示する。
会場は、今年開山800年を迎え、3月より東京国立博物館で記念展も開催される「建仁寺」の塔頭両足院の茶室「水月亭」。鑑賞するには、事前予約が必要で、2月20日(木)~25日(火)の10時~15時の1時間おき(正午から午後1時を除く)の中から、希望の日時を知らせる必要がある(先着順)。
お問い合わせは、京都造形芸術大学 企画室(TEL:075-791-9360)まで。
【取材・文=関西ウォーカー編集部】