関西エリアの旨いコーヒー!トップバリスタが淹れる至福の一杯とは

関西ウォーカー

本当に旨いコーヒーを探し求めるなら、その道の達人の技に触れるのが一番だ。数々のコーヒーチャンピオンシップで好成績を修めてきた、ベテランのトップバリスタが淹れる至福の一杯をお試しあれ。

「小川珈琲」の京都三条店は、高瀬川の畔のブレイクスポット。毎週金曜日の午後からは、ジャパンバリスタチャンピオンシップ優勝に、ワールドラテアートチャンピオンシップ3位など受賞歴多数の岡田章宏さんがチーフバリスタとして勤務する。京都駅店でも吉川寿子さんなどトップバリスタの技が堪能できるカフェだ。

岡田さんは後進の指導やセミナー講師、一部の商品開発にも携わる。それでも金曜日に店に立つのは「この人の淹れるコーヒーを飲みたいと言ってもらえることが嬉しいから」。彼の真骨頂はカフェラテにある。コーヒーの持つ味わいを素直に反映するカプチーノに、フォームドミルクを注ぎ込み、自分の世界を描き出す様はまさに茶人のようだ。

「UCCカフェプラザ 西友新長田店」には、20年以上サイフォン一筋の職人、中村太さんがいる。彼は、ワールド サイフォニストチャピオンシップ2012で優勝。入社以来、コーヒーの手仕事にこだわるベテランだ。中村さんのサイフォンコーヒーを味わいたいなら、電話で確認を。もちろん、薫陶を受けたスタッフもレベル高し!

「サイフォンは数十秒ですべてが決まる」とは中村さん。沸騰してフラスコからロートへお湯が駆け上っていく。お湯とコーヒーがよく混ざり、香味をしっかり抽出するよう竹べらで撹拌する。ロート内でコーヒーの層を作り、香味のみを抽出するためには熟練の技が必要だ。その道20年以上の熟練職人が立てるコーヒーは、ひと味違う。

「Unir(ウニール)」は、数々のコーヒーチャンピオンシップで多くの上位入賞者を輩出する店。 阪急うめだ本店のスペシャルティコーヒーの伝道師、山本知子さんは、2011年ジャパンバリスタチャンピオンシップ4位に入賞、ヘッドバリスタとして後進の指導に当たる。ラテアートで山本さんが得意とするのはフリーポアだ。ポットを器用に揺らしながらスチームミルクを注ぎ込みアートを描いていく。

彼女は、中米など産地事情にも詳しい。「小さな農園の豆も仕入れています」というあたりにコーヒーへの愛を感じる。ちなみにご主人は数か国のカップ・オブ・エクセレンスで審査員を務める山本尚さんだ。

関西が誇る3人が淹れるコーヒー。ゆっくりと味わってみては?【関西ウォーカー】

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