“京阪神にある懐かしの味”のひとつ、かやくご飯。このメニューを提供する大阪の名店といえば、なんば駅すぐの場所にある「大黒」(大阪・難波)だ。
道頓堀らしくない静けさが漂う店外。明治35年の創業当時から使用する、打出の小槌ののれんに歴史の深さを感じつつ、店に入ってみると、そこには下町っぽさが色濃く残る空間が広がる。
名物のかやくご飯(中・470円)の具材は、細かく刻んだゴボウと薄揚げ、コンニャクのみ。シンプルだからこそ、北海道産の利尾の昆布とオリジナルブレンドのカツオダシの味わいがしっかりと楽しめる。
ちなみに、同店はサブメニューの赤みそ・白みそ(各310円)も抜群。名物のお供には、かす汁(360円)も最適で、こちらは3月末までの限定メニューとなっているので、早めに食べに行こう。【関西ウォーカー】