横浜学第5回「横浜の建築と、その活用」を開催

横浜ウォーカー

関東学院大学と横浜ウォーカーがコラボした特別公開講座「横浜学」。

「横浜の文学」「横浜のシルク」「横浜のスポーツ」と続いた待望の第5回「横浜の建築と、その活用」が、2月16日に関内のKGUメディアセンターで開催された。歴史ある建築物が多い横浜は、市民の建築に対する関心も高く、幅広い年齢層を迎えての開催となった。

今回の講師は、関東学院大学建築・環境学部教授で、横浜の建築・都市史に詳しい関和明先生。横浜開港150周年を機に作られた、「象の鼻テラス」アートディレクターで、公共空間の先進的な活用方法を提案、実施している岡田勉先生。また、観光・商業の視点から、現在の横浜の建築物を見てきた横浜ウォーカー編集長・鷹取祐子と、充実の講師陣が揃った。

単独講義から始まった本講座は、最初に関先生が幕末の開港前後から現在までの、横浜の都市と建築の歴史を貴重な資料と共に解説。その時々の出来事や代表的な建築物の特徴に触れ、歴史的建造物の保存・活用事業の意義・課題についても語った。続く鷹取編集長は、横浜ウォーカーの実際の誌面をモデルにしながら、現在の街を構成する要素としての建築物の重要性を説明。ここ数年の間で、大きく変化している横浜の街のダイナミックな動きを表現する誌面作りの具体的な工夫なども紹介した。最後は岡田先生が「象の鼻テラス」で行っているアートと公共空間を結びつけた先進的な試みについて語った。

「横浜のあの建築物を使ってやってみたいこと」をテーマに開催された3者講義では、シルクセンターなどが取り上げられ大いに盛り上がり、受講者からも多くの質問が飛び出すなど、大盛況のうちに幕を閉じた。

次回は「横浜の住まいと文化」をテーマに開催。テーマや参加方法などは関東学院大ホームページ、横浜ウォーカー4月号(3月20日発売)誌面で発表される。【横浜ウォーカー】

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