大阪大学の現役学生が「ショセキカ」プロジェクトの成果として、企画、製作、出版、販売までを手掛ける書籍「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」が発売中。
「ショセキカ」プロジェクトとは、大阪大学の学生と阪大教員・大阪大学出版会が協力し、学生主体で企画した本を出版するというもの。今回の書籍では、大阪大学が12年に開講した基礎セミナー「本をつくる」を受講した有志の学生が、執筆依頼や編集、デザイン広報物の作成まで、出版に関するあらゆる作業を一貫して行った。
同書では、WEB上で話題となった“ドーナツを穴だけ残して食べる”というトンチ問題を、大阪大学の多様な分野の研究者が各々の視点から考察する。“学問”をドーナツという身近なテーマで論じるユーモアあふれる一冊だ。
大阪大学の「知の資産」を学生自らが、本という形で表現した一冊にぜひとも注目しよう。
【関西ウォーカー編集部】