春の肌トラブル対策には、まず自分自身の肌を知ることが大切。ファンケル銀座スクエア5階の未来肌研究所では、「肌の角層のたんぱく質解析」が手軽にできるスキンテープテスト(2000円)を行っている。自分の肌の弱点やその対策方法など、美肌作りに役立つ情報がわかるらしいのだ。最近、特に肌の疲れを感じる30代女性記者が様子を見に行ってきた。
研究所のイメージにふさわしい近未来的なエントランスを抜けると、ガラス張りのブースで白衣の研究員が顕微鏡を覗き込んでいる様子が見える。今回担当してくれたのは、語り口が優しい研究員の富岡さん。生活習慣に関する簡単なアンケートに答えると、いよいよ肌の角質採取だ。
この肌診断のポイントはまず手軽さ。角層の採取は素肌にテープを貼ってはがすだけ。解析時間の大幅短縮にも成功し、90分で結果が出せるのだ。だから解析中は銀座の街中でお買い物をしたり、館内のミュージアムやカフェでゆっくり過ごしながら楽しみに待つことができる。
次に信頼性の高さ。独自の抗体チップを用いて、角質内の5つのたんぱく質を解析し、エイジングサインを調べる技術開発に世界に先駆けて成功。個人の肌情報に基づく肌リスクから、肌トラブル回避など、将来へ向けたお手入れ方法を教えてくれる。カウンセリングは、普段は横浜のファンケル研究所に勤める10名ほどの研究員が交代で出張し、問診から解析、カウンセリングまでを一貫して担当している。
肌診断の結果は、独自開発のipad専用アプリを使いながら説明するのでとても分かりやすい。角層ちゃんの愛称で呼ばれるマークが多いほど肌状態が良いといえるそうだ。記者の場合は、やや乾燥気味でお肌のバリア機能が弱めらしい。「焼けやすいけど、跡は残りにくいでしょう？」と見事に当てられてびっくり。さらに、「肌の中の炎症が起きやすいとメラニン産生を活発にするため、シミができやすくなる可能性が！」とリスク指摘。気になる肌のたるみは年相応だが、「年齢とともに低下する代謝機能はやや低め。運動やマッサージで代謝を上げたり、ビタミンEなど血行促進効果のあるサプリメントを摂取して予防を」と食事や生活面までアドバイスしてくれた。
さらに同エリア内のO2ルーム(2000円/50分)を併用すると、美肌効果アップが期待できるそう。気圧を上げ、血中に酸素を取り込みやすくした部屋で高濃度の酸素を吸入すると、血流が良くなり、肌細胞を活性化。週2、3回の利用で肌の水分量やキメがよくなる方も！記者もコラーゲンドリンクを飲んでから、いざ入室。靴を脱いでリラックスできるシートでぐっすり眠ってしまった。体験後はなんだか体が温まり、肌にハリが出たような気がする。
これらのサービスは予約をした方がスムーズ。男性も利用できるので、興味のある美容男子はデートついでに一緒に肌ケアしてはいかがだろうか。平日の夜は月曜の夜が穴場だそう。受付は18時までなので、美肌のためにもたまには定時退社をおすすめする。【Walkerplus】