3月30日(日)、各社から羽田発国際線の発着枠が拡大、増便される。便が増えるということは、当然羽田空港(東京国際空港)国際線旅客ターミナルも拡張、さらにショップやレストランも充実する。今回のリニューアルで、延床面積は現在の約159,000平米から、増築改修後は約236,000平米、およそ1,5倍も広がることになる。出発時に利用するチェックインカウンターも4アイランドから6アイランドに、出発保安検査場も2箇所に増える。保安検査、出国審査を抜け、拡張エリアのゲートラウンジに向かうと、動く歩道左に「36面マルチディスプレイ」がお目見え。国内最大級の超高解像度ディスプレイにて就航都市の世界遺産を紹介し、旅の期待感を高めてくれる。出発ゲートにつながる新たな固定スポット8スポットのうち、6スポットのゲートラウンジは2階エリアに設置。ターミナル内を移動する動線と待合スペースが分離し、広々とした印象を与えている。この出発コンコースは両面ガラス張りで、全方向から光が差し込む開放的な空間になっており、本館側に駐機する航空機を側面から楽しむこともできる。また、天気がよければ141番ゲート方面からは東京スカイツリーや東京タワーが、逆の148番ゲート方面からは富士山が見られる。ちなみにこの141番~148番の距離は約500メートル! 通常は利用するゲートに直行するが、新しい空間を楽しむために記念写真スポットを回ってもいいかもしれない。
出発前のお楽しみの一つでもある、ショッピングや飲食。保安エリアには、羽田にしかない限定商品もそろえたユニクロや、お菓子の専門店や総合土産店が並ぶほか、24時間営業のフードコート「TOKYO SKY KITCHEN」がオープン。大人気ラーメン店「六厘舎」の新業態店や、丸の内の人気ビストロ「ドンピエール」が展開する欧風カレー専門店「ドンピエール ジェット」、白金の関西風お好み焼き・鉄板焼き人気店から「甚六 Anti」、羽田オリジナル焼肉重が楽しめる「叙々苑」など全8店の話題の店が並ぶ。
今後も段階的に整備され、秋にはホテルオープンほかさらに充実していく予定の羽田空港国際線旅客ターミナル。海外旅行のスタイルがまた変わっていく。【東京ウォーカー】