2012年12月、葵わかな(15歳・中3)、荒川ちか(14歳・中2)・高橋優里花(16歳・高1)・田尻あやめ(15歳・中3)の4人で結成された「乙女新党」は、<わたしたちが日本を元気にします!…できる範囲で。>という乙女ニフェスト(=乙女のマニフェスト)を掲げて活動中!<…できる範囲で。>という健気さがいい!
クラスの“1軍”ではないけれど、ちょっと足りないからこそかわいい「ポジティブな“2軍”ほぼ中学生」というコンセプトも彼女たちにピッタリで、応援したくなります!
私も結成当初から注目していましたが、3月1日、タワーレコード難波店で初めて生ライブを観ることが出来ました。通常、アイドルのミニライブは数曲のパフォーマンスと、自己紹介や軽いトーク、活動告知などのMCで構成されるケースが多いのですが、乙女新党はMCで漫才を披露しました。クオリティはさておき(笑)、そのチャレンジ精神と、観客を楽しませようとするサービス精神は素晴らしい!
3月3日、新曲のキャンペーンで再び来阪していた葵・田尻・高橋の3人を直撃!
その話を聞いてみると、「いつもイベントではコントをやらせてもらっているんですけど、今回は大阪だったので漫才にしました!でも、あまりウケなくて、まだまだだなと思いました。」(葵)。「もともとは遊びでコントを考えていて、それをステージでスタッフさんにも秘密でやっちゃおうって楽屋で盛り上がって、やってみたら採用されました。大阪はやっぱりお笑いに厳しいです(笑)」(田尻)。
乙女新党には関西出身のメンバーがいませんが、「関西のファンの方からいただいたお手紙が関西弁で書かれていて、新鮮で嬉しかったです!」(高橋)。「関西弁が大好きです!握手会の時に、<めっちゃ好きやねん>って言ってって言われて、恥ずかしかったんですけど、言ってみて楽しかったです!」(田尻)。「握手会の時に、<儲かりまっか?>って言われて、<ボチボチでんな~>って返すのがわからなくて、<まいど!>って返しちゃったんです(笑)。また大阪に来た時にリベンジしたいです!」(葵)。
ちなみに好きな大阪のグルメは全員一致で「くくるのたこ焼きと、551の豚まんです!」。
そんな乙女新党の4thシングル『サクラカウントダウン』が3月5日に発売され、オリコン週間インディーズチャートで初登場1位!総合チャートでも自己最高の23位を記録しました。おめでとう!
乙女新党の曲といえば、元気で、ノリが良くて、セリフが入っている曲が多いのですが、
この曲は中高生の彼女たちが歌う等身大の歌詞と、せつないメロディが胸に響くミディアムナンバーで、「乙女新党初のストレートな卒業ソングです。私(田尻)とわかな(葵)は中学を卒業するので、すごく共感できますし、学校を卒業した人でも、学校生活の思い出がよみがえってくる歌詞になっています!」(田尻)。
リアルな卒業生2人の中学生活の思い出は、「修学旅行で京都と奈良に行きました。奈良公園で、鹿に鹿せんべいをあげようと思ったら、追いかけられて逃げました(笑)。抹茶ソフトを食べたり、提灯を作ったり、大仏を見たり、お寺を回ったりして、すごく楽しかったんですけど、次の日が仕事だったので、ホテルに台本を送ってもらって、部屋で台本を読んだりしていました。学校と仕事の両立の生活を一番実感しました。」(葵)。「私は球技大会です。バレーボールで優勝したんです!その時、転校したばっかりだったんですけど、球技大会のおかげでクラスメイトと仲良くなれました。」(田尻)。
『サクラカウントダウン』のMVは、極寒の中、学校で撮影されました。「屋上の風がすごく強くて、前髪がぶっとぶし(笑)、太陽がまぶしくて目が開けなくて、寒い!まぶしい!という印象が強いです。あと、スタッフさんからメイキング映像用のカメラを渡されて、撮影の合間に4人で校庭で鬼ごっこをしたんですけど、使われなかったです(笑)」(高橋)。「歌詞とリンクした演技シーンが多いんですけど、皆で同じ制服を着て、1日中ずっと一緒にいたので、その日だけは同じクラスの同級生みたいで、すごく楽しかったです!」(葵)。
3月23日には、東京・DAIKANYAMA UNITで、2ndワンマンライブ「春だ!2軍のスプリングカーニバル2014~“ほぼ中学生”から“ほぼ高校生”へ~」を開催!「前回は(クリスマス前だったので)ハンドベルの演奏があって、あとは漫才をやったり、アニソンを歌ったりしたんですけど、今回はどんなプラスα的な企画があるのか、私たちも楽しみです。」(葵)。「達成感が出るようなライブにしたいです!」(田尻)。「来ていただいた皆さんを巻き込んで、一体になって楽しみたいと思います!」(高橋)。
そのライブのチケットも完売し、ネクストブレイクへ向けての土台は整った乙女新党。
今後の抱負は、「もっともっと成長して、乙女新党の名前を広めていきたいです!」(田尻)。「海外でも有名になれたらいいなぁと思います!」(高橋)。「東京以外の場所でももっとライブが出来るように頑張りたいです!」(葵)。
大阪でも是非ワンマンライブを開催していただいて、漫才でリベンジを!そして、これからは「ポジティブな“2軍”ほぼ高校生」として、日本だけではなく、世界中を元気にして下さい!…できる範囲で。
≪おまけ≫ メンバーが語る!実は○○ちゃんはこんな子です!
●葵わかな
「しっかりしてるけど、いきなり変なことを始めたりする変人です(笑)」(田尻)
●荒川ちか
「みんな疲れ果てているのに、ちかだけは、アーッ!って叫びながら一人で走っていくぐらい元気です。“叫ぶ・走る・跳ねる・歌う・踊る”です(笑)」(田尻)
●高橋優里花
「おとなしい子かと思いきや、面白いことを考えるのが一番好きな子です。」(葵)
●田尻あやめ
「天然です!普段はすごい気まぐれで、ツボがわからない(笑)」(葵)
【取材・文=ポッター平井】