俳優やラジオ・パーソナリティとしても活躍するシンガー・大塚まさじの初主演映画「父のこころ」が、3/22(土)より大阪の第七藝術劇場と京都シネマで先行公開される。本作は京都を拠点に映画の製作・配給を行うシマフィルムと、俳優・脚本家・プロデューサーなど、日本の映画界発展に必要な人材の育成を目的とする教育カリキュラムのプロデュースやスクールの運営を全国で展開する映画24区が共同で製作・配給を務める。本作の脚本や、出演者には、シマフィルム、映画24区、京都市が共同主催する京都映画人発掘育成プロジェクト「シネマカレッジ京都」の受講者が参加している。
仕事の失敗が原因で故郷の京都と家族を捨てた初老の男を主人公に、彼に残された妻や子供たちの姿を通じて、家族の絆や再生を描いた本作。劇場公開に先立って催された試写会に登壇した主演の大塚は「私の演じた父親だけでなく、妻や子供たちの思いも描かれているので、見る人の立場や状況によって、映画への印象が変わる作品」とコメント。また本作の脚本も手掛けた谷口正晃監督は「物語はフィクションですが、個人的な思い入れのある映画です。“家族の再生”を願っても、そこに手が届かない人たちもいる。そういう人の悲しみによりそう話にしたかった」と映画への思いを語った。
第七藝術劇場では公開初日の3/22(土)10:00上映の回と14:35上映の回には、谷口正晃監督と大塚まさじによる舞台挨拶&ミニライブが行われ、同日、京都シネマでは17:20の回で谷口監督、大塚まさじ、出演の福本清三が舞台挨拶に登壇する。
また本作は大阪、京都での公開を皮切りに、神戸、東京でも公開が予定されている。
【文=関西ウォーカー編集部 鈴木大志】