1日限りの一般公開! 新緑の九年庵を見に行こう!

九州ウォーカー

ことしも、佐賀県神埼市にある名勝「九年庵」の春の一般公開が迫ってきた。毎年秋の紅葉時期には、9日間公開されるが、この時期は、わずか1日限り。ことしは4/19(日)に行われる。

これに合わせて、JR九州では「駅長おすすめのJR九州ウォーキング」の1つとして九年庵を組み込んだ全長12km、所要時間はおよそ4時間のコースを設定している。

ルートは、まずJR神埼駅北口を出発し、「吉野ヶ里歴史公園」を抜けて、「王仁神社」へ向かう。ここでは、地元の人たちによる、お茶や漬物の振る舞いがある。そのあと、「水車の里遊学館」を経由して、メインスポット・九年庵へ。敷地内に植えられたもみじの青々とした葉と、緑のじゅうたんを敷き詰めたような瑞々しい苔が、清涼感のある景色を作り出し、辺りには、シャクナゲやツツジも花を咲かせ、よりいっそう彩りを添える。

帰りは「白角折神社」のそばをとおり、城原川の流れに沿って土手道を歩きながらJR神埼駅を目指す。ゴールすると、観光協会からまんじゅうが配られるサービスも。

ちなみに、おなかが空いた時は、九年庵そばにある「梅の花・神埼村」に立ち寄ってみるのがおススメ。豆腐やゆばを使ったヘルシーな料理が楽しめる「ほたる」や、梅の花の製品や焼きたてのパンを販売する「おしどり」など物産館や飲食店が集まっているので、歩き疲れた足を休めるのにちょうどいい。物産販売所では試食ができたり、朝採れたばかりの新鮮野菜や、お米が安く手に入いるのも魅力的だ。

このウォーキングイベントは、参加費タダ(九年庵の入場料¥300は別途)、予約いらず。朝8:30〜11:00に、JR神埼駅を随時出発したあとは、要所、要所にスタッフがいるものの、各自のペースで自由にめぐることができる。

当日は、JR神埼駅に特急かもめが臨時停車するので、博多駅から30分で足らずとアクセスもラクラク。山々の木々が若い芽をつけ、新緑がまぶしい季節。街の喧騒を忘れてマイナスイオンを浴びにいきましょう。

【九州ウォーカー/山田晃裕】

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