9nine、9年目で憧れの日本武道館のステージに立つ。今、5人が何を思っているかを、ストレートに聞いてきた。何よりも夏の日本武道館が待ち遠しい!
―遂に日本武道館です!
西脇「9nineで9年目…、何か出来たらと。やはり、武道館に行きたくて。それぞれ最初は見えてる景色も違ったし、本当に時間がかかったと思います。メンバー替えもあったけど、その度にファンの皆さんが顔を覚えてくれたのも嬉しかった…。『どうなるんじゃろ??』と何度も思ったけど、今のメンバーが9nine…このメンバーになるためにやってきました。色んなことがあって、その9年を、何かに残したい、証明したい…そう思った時に、このメンバーで武道館に立ちたいと心から思いました」
佐武「以下同文です!(笑)。以前、関西ウォーカーさんのインタビューでライターさんが、perfumeさんの初の武道館ライブの時に東京だけでなく、全国各地の媒体の皆さんが応援に駆けつけていたとおっしゃっていたんですね。私たちも、その光景を本気で観たいなと思っているんです。恩返しになるんじゃないかなと。是非とも全国各地から多くの皆さんに来て欲しい」
吉井「考えれば色んな想いが湧き上がってくるけど、とにかく後悔をしたくない。悔いの無いステージにしたいです。東京やのに来てくれる全国各地の人もたくさんいるだろうし、本当にわくわくと緊張とどきどきが入り混じってます。昨年もたくさんライブをしてきたし、100%の力を出したい。今の9nineのすごいとこを見せたいし、とにかく後悔させたくない」
村田「武道館が決まった時は夢かと思ったし、不安と緊張も大きくなってきました。いざ立つとなると怖いなと思うし…。今からレベルアップをどれだけ出来るかですよね」
川島「決まった時は実感がなくて、少し経ってから色々と感じました。誇りを持って、武道館のステージに立ちたいなと思います。今できる自分の全てを出し切りたい。とにかく後悔しないようにがんばります」
―メンバーの中で成長したなと思う部分って、ありますか?
西脇「ひろ(村田)は伸びたね、身長が(笑)」
村田「最初は、中3だったから!」
吉井「中身は更におじさんになっていく(笑)」
村田「(笑)。でも、5人でこれからについて語り合う時間とかが増えたよね」
川島「お友達感覚が今まではあったけど、それが仲間の感覚になったかなと」
佐武「関係性が変わってきてますよね。今は計画性を持って、動けるようになっている」
西脇「メンバーに頼り過ぎず、ひとりひとりがまず自分を省みてから、メンバーに意見を出せるようになりましたね」
吉井「より自分が立たされている場所がわかるようになりましたね。何となく集まっていた5人が、そうじゃなくなってきている」
西脇「ひとつの玉それぞれに過ぎなかったのが、5つの玉で意識しあえるようになってきた」
川島「個々にしっかり自立が出来ている。本当に個性が出てきましたよ」
―新曲は、いかがでしたか?
佐武「メンバーのことを思って、歌っていましたね。メンバーの思いを歌にしてもらったようにも感じています」
西脇「歌と自分たちがちょっとずつリンクしてくる感じですね。成長していく感じが、よりリアルに描けていますね。誰でも共感ができる歌詞だと思います。与えられた場所に、命をかけて向かっていきたいですね」
吉井「大人っぽくなったと言われるのは嬉しくて。少女から大人へと女性らしくなったというか。一味違う9nineになっていますね。中身も外見も、みんなで成長していきたい。歌詞も等身大だと思うし」
川島「強い気持ちになれる曲だなと思いました。高揚感を感じさせてくれますね」
西脇「今年は大切な9年目なので、全ての人と一緒に共に歩んでいきたいと思ってます。夢とか希望を持って、それでもくじけそうな時に聞いてほしいです。大切な人を思い浮かべながら聞いて欲しいし、夢のお手伝いができたら嬉しいです!」
【取材・文=鈴木淳史】