【その2】Rihwaが4/2に初のフルアルバム「BORDERLESS」を発売し、 6/6(金)梅田クラブクアトロでライブ!

関西ウォーカー

※その1の続き

_デビューから現在まで、ライブ本数も増えてきましたが、ライブに対する意識はどのように変わってきましたか?

「ライブはこれからも自分の活動の中心にあるものだと思っています。やっぱり、元々が人と関わることが好きな性分でもあるので(笑)、たくさんの人たちと繋がっている!っていう実感が一番持てるのはライブなんです。音源をリリースするというのは『いい作品を残しておく』という行為で、ライブはもっと刹那的ですし、2度とない時間を共有するからこそ、すごく貴重な瞬間なんですよね。でも根本的なところでは、とにかくみんなに会いたい!という気持ちだけなんですけど(笑)。まだデビュー間もないということもあって、ライブでは出会ったばかりの人がほとんどなんですよ。ライブで『Rihwaコール』も今のところまだ巻き起こったりしてませんし…(笑)。実はこれ、夢なんですよ(笑)。『Rihwaコール』と、みんなで大合唱!これはすっごい夢ですね」

_叶えられるよ(笑)!メジャーデビューから時間を経て、ご自身の意識はどうですか?

「落ち着いたっていうのはある気はします。何て言うんだろう…無理がなくなってきたっていうか。今までは無理に作り笑いしたりとか、何よりも目の前にいるみんなを不安にさせないような言動をどこかで選んでいたようなところがあったんです。小さい頃から人目を気にする子だったので(笑)。でもやっぱりどこかで無理があったみたいで、ある時“本当の自分て何だろう?”て考えた時に、いつの間にか“本来の自分”というのを見失ってしまっていたんですよね。それから“変えなきゃ”って思って。取り敢えず『気乗りしない誘いは断る勇気を持つ』というところから始めてみました(笑)。何をすれば自分が変われるのかわからなくて、取り敢えずそうしてみたんですけど(笑)!そういう小さいことから始めて、自分の時間を優先するようにして、ワガママかも知れないけど、まず『自分は本当はどうしたいの?』って自問自答するようにしたんです。そうすることで、すごく変われたんですよね。すごく気持ちが楽になったっていうか。精神的にも、時間の使い方にしても」

_いつも朗らかに歌っているRihwaさんからは想像できない意外なお話(笑)。

「私もずっと穏やかな気持ちでいられることはないので(笑)。でもこのアルバムに入っている曲は全部、結果的にはすべて前向きなものなんですよ。それが自分らしさだなって思いますし。いろいろあっても、自分の感情を音楽として発散することが出来るっていうのは、本当に恵まれていると思いますね。ただ音楽を作るというだけでなく、それを多くに人に広げてくださる方がいてくれて。いまの自分の環境は本当に幸せだなと思います。有り難いです」

_アルバム内の楽曲の中でも、一番思い入れの強い曲はどれでしょう?

「難しいですね…(笑)。敢えて選ぶなら『カラフル』かな。先の話に繋がるんですけど、肌の色とか性別とか世代の差とか、世の中には人を隔てる種類とかカテゴリーがたくさんありますけど、私はそれが本当に嫌で。人にはひとりひとり、その人だけのカラーがあるものですし、私自身もそういったカテゴリーや種類で物事を判断しない人間でありたいと強く思います。世の中の人間みんながそんな気持ちになれたら、ぶつかり合うことも無くなっていくんじゃないかなって。そういう願いがすごくこもった曲ですね。なので、この曲はどうしても入れたかったんです」

_リリース後はライブも控えていますが、ライブのイメージは出来上がっていますか?

「最大限にキラキラしたステージにしたいって思っています!自分がどれだけみんなをキラキラさせられるか、自分がどれだけみんなの“キラキラ要素”になれるのか(笑)。ライブハウスはみなさんとの距離もすごく近いので、「人間・Rihwa」を惜しみなく見せていくような、“生身のライブ”をやりたいと思っています!

_楽しみです!ライブ前に気合いを入れるためにやってることって何かありますか?

「お腹をグーで思いっきり殴ります!これすっごく気合いが入るんですよ(笑)。だから腹筋、けっこう堅くなってるんですよ(笑)。見ますか?」

【取材・文=三好千夏】

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