1954年の完成から、街の顔として愛されている名古屋テレビ塔。その魅力の一つである夜間ライトアップが、開業60周年を記念し、ダイヤモンドの輝き(をイメージしたもの)に生まれ変わる!!約1億円の総工費を使い、1万個以上もの照明器具を新設する新しいライティングは、開業日である6月20日(金)からお披露目される。
新しいライティング「Brilliance―煌―」は、網目状の鉄骨を沿うようジグザグに光が流れたり、塔の芯部を大きな光が落下したりと、宝石の輝きをイメージ。照らし出すだけではない表情豊かな光の動きは、夜空に映えること間違いなし!また、24時から明け方にかけて深夜のライトアップもスタートすることになり、周りのビルが消灯される中、静かに浮かび上がるテレビ塔を眺められるようになるはず。今まで以上に目を止めることが多くなりそうだ。
4月17日に行われた記者会見の中で、名古屋テレビ塔株式会社大澤和裕代表は、「新しいまちづくりに向けた事業開発とネットワークづくり」を目指すと力強く語った。その言葉通り、新しいライティングは久屋大通公園をはじめとする周辺地域や、ピンクリボン運動などのキャンペーン活動とのコラボレーションが予定されている。他にも、七夕やバレンタインなどイベント限定のライトアップも企画され、様々な連動を通し、名古屋のシンボルとしての存在感をより強くしていくことになりそうだ。
外からのライティングだけではなく、テレビ塔の内側も見逃せない。7月1日(火)から9月28日(日)まで、光をテーマにした展示「光の万華鏡」が開催され、展望台(スカイバルコニー/スカイデッキ)が万華鏡の中のような幻想的な空間に変わる。カップル向けのサービスや光と音のショーなども予定されており、塔の内でも楽しめそう。街の顔としての親しみはそのまま、様々な表情を見せながら、生まれ変わっていく名古屋テレビ塔のこれからに注目だ。